第56回
全国臨時教職員問題学習交流集会
(全臨教集会)in山口に参加しました
2026年度の全臨教集会は、8月10日(土)から8月12日(月)にかけて山口県下関市でおこなわれました。
23都府県から115人が参加され、識者の講演を聴き、分科会やグループで議論し、各都府県の状況を発表し合い、仲間との交流を深めてきました。埼玉県臨時教職員制度の改善をすすめる会からは5名で参加してきました。
今回の全臨教集会で大きな焦点となったのは、①教育現場の同一労働・同一賃金、②臨時教職員の経験を尊重しない採用選考試験、の2点でした。
①教育現場の同一労働・同一賃金については、正規教員と非正規教員との間での待遇格差、非正規教員の中でも任用形態によって待遇格差が生じているという実態について、特に給与表における格付けについて、全国各地の取り組みを報告し合い、意見を交換しました。
臨時的任用教員の格付けは、埼玉県ではすでに2級(教諭)で格付けされていますが、全国的にはまだ多くの県・政令市で1級(講師)の格付けとされています。しかしながら、臨時的任用教員の職務内容は、基本的に正規教員と変わりません。この状況の改善は、早急に必要です。
②臨時教職員の経験を尊重しない採用選考試験については、埼玉県も含めて、全国各地で何年も前から取り組んでいます。しかし、なかなか改善されていかないのが実情です。選考基準が明確になっていないこと、必要な人数を採用しないこと、さらに要項に掲載されている採用予定数よりも少ない人数しか合格させない例もあること、などの問題もあります。その改善を目指し、情報開示請求に取り組んでいるという報告も多くありました。採用選考試験の実施は、選考する側の力量も問われます。埼玉県でも引き続き取り組んでいきたいと思います。
全臨教集会では、会場周辺の観光など、参加者同士の交流と親睦を目的とした行事がいくつか企画されます。分科会も、法律や制度を学ぶ「硬い」ものや、日頃の思いをなんでも自由にしゃべることができる「柔らかい」ものも設定されます。「立場の弱い臨時教職員の声をしっかりと聞き、寄り添い、一人ぼっちの臨時教職員を作らない」が共通した理念となっています。
興味を持った方は一度参加してみませんか。来年度は滋賀県大津市で開催される予定です。(来年度の開催要項は2027年の5月頃に発表されます。)
