*昨日アップした記事に、誤って別の表を掲載してしまいました。訂正して再投稿致します。


交渉実施日: 20251028日(火)

 

私たち「埼玉県臨時教職員制度の改善をすすめる会」(以下、「すすめる会」)は、埼玉県教育委員会教職員採用課と「長期臨時教員の正規採用化」を求めて交渉を行いました。私たちはこれまで粘り強く交渉を続けており、県教委も「『すすめる会』の意見を聞くのは、よりよい教育を目指しているため」と述べています。

 

. 他県の経験者優遇と埼玉県の現状

 

私たちは、なぜ埼玉県では教員採用試験における経験者の優遇措置が取れないのか、その理由を問いました。

他県の事例として、熊本市では、5年間で12か月以上臨時教員として勤務すれば、一次試験が免除されます。また、自治体を問わず、36か月の臨時教員経験で一次試験が免除される例もあります。熊本市の場合、免除された臨時教員にも一次試験合格者と同様に、二次試験(実技、模擬授業、面接)の内容が通知されています。

 

. 教員不足への対応と県教委の消極的な姿勢

 

現在、全国的に教職員の未配置・未補充による教員不足が深刻化し、教育現場や児童生徒、保護者に悪影響を与えています。

「すすめる会」は、この問題を解決し教員数を増やすため、特に長期間の経験を持つ臨時教員の正規採用化を強く訴えています。

しかし、県教委は「経験のみをもって一次試験を免除することはできない」という見解を崩さず、長期臨時教員の正規採用化には極めて消極的な姿勢を貫いています。

さらに、以下の問題について具体的な回答や提案がありませんでした。

 

 * 障害者特別選考で一次試験が免除される理由。

 * 受験率が低い長期臨時教員を受験に導くための具体的な方策(県教委からの提案)。

 

県教委が教員不足の課題を各市町村の教育委員会に委ね、解決策を講じようとしない姿勢に対し、「すすめる会」として今後どう変革を迫るかが問われています。

 

 

 

. 「職務遂行能力」の証明と採用試験の矛盾

 

交渉において私たちは、「職務遂行能力とは何か」について県教委の考えを問い直しました。「何をもって能力があると判断するのか」「今の採用試験はそれを正しく測れているのか」という点です。

県教委は「いくら経験があっても、今の採用試験に合格してもらわないと困る」と主張しますが、実際には、経験の長い臨時教員が現場を支えている事例が多く寄せられています。

ある参加者の勤務校では、経験豊かな臨時教員が教育実習生を指導しました。しかし、指導を受けた実習生が正規の採用試験に合格する一方で、指導役の臨時教員は不合格になったそうです。豊富な経験があっても、年齢の高さなどが原因で不合格になっているのではないかという懸念が生じます。この疑念は、教員採用試験合格者の年齢別データからも裏付けられる可能性があります。





. 現場経験こそが正規採用の証である

 

長期の臨時教員は「正規の先生と同じ業務内容で何年も頑張っており、即戦力を求められるため、もっと大変だ」と訴えています。

このような現場で活躍している事実は、その臨時教員がすでに教員としての職務遂行能力を持っていることを証明しています。採用試験で不適格と判断され続けることは、長期の臨時教員にとって、これまでの教員人生を否定され、教師としての尊厳を深く傷つけられることにつながります。

「すすめる会」は、臨時教員の経験年数こそが職務遂行能力を証明するものであると繰り返し訴えています。私たちは、長期臨時教員の正規採用を何としても勝ち取り、学校現場の教員未配置・未補充という課題を改善したいと考えています。

 

. 今後の活動とご支援のお願い

 

私たちは、今後、署名活動や街頭宣伝など、この問題を多くの方々に知らせるための活動を計画していきます。

ぜひ、多くの方に県教委交渉にご参加いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。



事務局