ガレージのど真ん中に怪しげなランチア・デルタがある。
見た目はオールド好きのガレージにはどこにでもあるランチアである。
ランチアをご存じない方に簡単に説明。
ランチアはイタリアのクルマ会社で、デルタは1980年代に登場したクルマです。
薫はどうしてココにあるかが気になってしょうがなかったので
ついつい聞いてしまった。
社長!このランチア、何でこんなど真ん中に置いてあるんですか??
ガレージのこんなど真ん中にあったらほかの整備できないじゃないですか?
それをきいた社長。
すかさず「待ってました!」とばかりに私に言う。
そうなんだよー。整備は完璧なんだけど、こ、コンピューターが・・・。
昔かたぎの職人だからこその悩みどころ。
最新鋭のコンピューターは社長にとっては、ほぼ天敵に近い。
すっかり曇り顔になる社長・・・。
しばらくするとコンピューター担当のエンジニアがやってきた。
社長は、待ち焦がれた恋人にあったかのように、そのエンジニアに向かっていった。
「おい。早く頼むよぉぉー」
勢いにおされてちょっと苦笑いのエンジニア。
数時間後・・・・・・
ブォーン、ブォォォーン!!!
二階の休憩室で奥さんとすっかりリラックスモードで談笑だった薫をものすごいエンジン音が襲う!
「なっ、何事???」
慌ててガレージに降りていくと、
社長がランチアにエンジンをかけている。
社長はこのランチアがお気に入りだ。
ガレージのシャッターを開けると
社長がアクセルをガッツリ踏む。
見た目にはおとなしそうなこのランチアが、Susukiサーキットを駆け抜ける。
「えっ?えーっ!!」
ストレートのパワーが半端ない。
写真を撮ろうとジーンズのポケットからデジカメを出そうとしている間に
社長のランチアはもうすでに見えなくなっていた。
しばらくすると、また遠くからエンジン音が聞こえてくる・・・。
おおっ!帰ってきたっ!
雄姿を「パシャリっ」。
すると社長、何を思ったかお向かいさんのガレージに勝手に止めちゃう!
「写真撮りたいんだろ?好きなだけ撮れっ!」
そういって何もなかったかのように自分のガレージに戻る
(えっ?好きなだけって・・・。ココ、ウチのガレージじゃないっす・・・。)
心の中でつぶやく薫
ガレージの持ち主の視線をちょいちょい感じながら遠慮がちに撮影。
こんな感じ
終わると慌てて社長を呼ぶ
社長!撮影おわりましたぁぁ!
Susukiレーシングのガレージに社長の運転で戻る
ランチア。
「中味みたいんだろ?」
社長には、薫の好奇心はすでにお見通しだった。
ボンネットを開ける。
なんぢゃこりゃ!!
松田優作並みの声を上げる
ランチア・デルタにしてランチア・デルタにあらず!!!
どうりで早いわけだ。
中身は社長の遊びゴコロでいっぱいだ。
(残念ながら中身はすごすぎてココでは教えられませんが・・・。)
気になる人は、
是非Susuki Racingのガレージに遊びに来て見て下さい。
きっと社長が喜んで中身を見せてくれます。