ジュリエット通りを観て来た。
いや~、難解でしたわ。
客席にちらほらお子さんの姿があったけれども、どうだったかなあって思うくらい。
雑誌とかの前情報では、大分「恋愛もの」っていう面が強調されてたと思うんだけど、恋愛…でもないっていうか。
岩松了さんの舞台自体初めてなので、あんまりうまくまとめられないな…。
とりま、いくつか感想を。
自分の中で整理ができず、ごちゃごちゃしてるけども。
安田くん。
終始怒れる男であった。
すごく意外なキャラクターっていうか。
「トラストいかねえ」の印象が残ってるからそう思うのかもしれないんだけど。
「えっ、あっ、安田くん??」っていう感じ。
いつものヤスくんとは全く別。
別すぎて、すごいなって。声まで違って聞こえた。
いつもの可愛い、ふんわりした感じじゃなくて、荒々しくて、鋭い、男の人。
それでも、そこに、自然に存在した。
演技がうまいんだな。
世間に対して怒っていて、斜に構えていて、つっかかってくる。
言われたくないことを言う。相手を故意に傷つけようとするように。
でも悪人という訳ではない。やさしさもあって。
特に終盤になると、太一のやさしさとか戸惑いとかが見えて来て、一幕のひねくれた、掴み難い感じから、少し親しめるキャラになってくる。
そこで一気に太一の目線で世界を見せるように持っていかれるって感じかな。
点々と描かれていた世界が、集約されるというか。
そしてラストには、太一と一緒に不安を感じて、ぽんと投げ出される。
あー、上手く言えない。
長台詞をポンポンと強い口調で吐き出し続け、舞台の上でじろりと世間を見渡すヤスくんは、30代の幕開けに相応しい、新しい役を作り上げたなって、思った。
(あー、なんか偉そうな感想ですな…すみません…。)
よし、へらへらした感想にしよ!
個人的にオールバックだったのがちょっと残念でした。(ポスターの髪型が好きだったので。)髪伸びたなあ。
結構な高さの壁を登って、降りるシーンがあって、「身体能力高いな!!!」って感心しました。
(↑いろいろ台無しな感想。)
全体。
最初は見てて、昭和初期が舞台なのかなって思ったんだけど、違ってた。
空気感がすごく昭和初期っぽいの。戦争の足音が聞こえてくる頃っていうか。
登場人物は、みんなどこか歪だ。
みんな何かが足りなくて、みんな何となく病んでいて。
上辺で生きているような大人たちがいて、得体の知れない思想や、権力の影があって。
なんか、全体に、暗い。
身毒丸に似た空気感…違うけど。
退廃?なんていうんだろ。破滅に向かうことが分かっているんだけど、何が起きるのか分からなくて、表面上は上手くいっているように皆が笑っていて、もやもやする感じ。
黄昏時みたいな。
その中でわーわーまくし立てている太一は、真実に近いところにいるのかもしれないな。
一応中心には太一がいるんだけど、この話は必ずしも太一が主人公という訳ではないのかなって思った。
全体的にキャラが濃いし、それぞれのキャラがものすごく立っている。
時間が経つにつれて、どんどんと事態はこじれていって、登場人物たちは不幸になって行く。
太一は少し希望を見出したかに見えた…のに、やっぱり最後にはそれも壊れてしまう。
ラストも難解だったなー。
結局、何が現実なのか?
あのセリフは、最初の「子供が虫を見ていた」っていうのに繋がってるのかな、もしかして。
恋愛も…なあ。
恋愛…あったかなあ…。
なんか気にかかってはいるけど、恋愛というと違う気がするんだけれども。
いやー、難しい舞台だったね。
我ながら感想がぐっちゃぐちゃだもの。
時間をかけて反芻していきたい。
いや~、難解でしたわ。
客席にちらほらお子さんの姿があったけれども、どうだったかなあって思うくらい。
雑誌とかの前情報では、大分「恋愛もの」っていう面が強調されてたと思うんだけど、恋愛…でもないっていうか。
岩松了さんの舞台自体初めてなので、あんまりうまくまとめられないな…。
とりま、いくつか感想を。
自分の中で整理ができず、ごちゃごちゃしてるけども。
安田くん。
終始怒れる男であった。
すごく意外なキャラクターっていうか。
「トラストいかねえ」の印象が残ってるからそう思うのかもしれないんだけど。
「えっ、あっ、安田くん??」っていう感じ。
いつものヤスくんとは全く別。
別すぎて、すごいなって。声まで違って聞こえた。
いつもの可愛い、ふんわりした感じじゃなくて、荒々しくて、鋭い、男の人。
それでも、そこに、自然に存在した。
演技がうまいんだな。
世間に対して怒っていて、斜に構えていて、つっかかってくる。
言われたくないことを言う。相手を故意に傷つけようとするように。
でも悪人という訳ではない。やさしさもあって。
特に終盤になると、太一のやさしさとか戸惑いとかが見えて来て、一幕のひねくれた、掴み難い感じから、少し親しめるキャラになってくる。
そこで一気に太一の目線で世界を見せるように持っていかれるって感じかな。
点々と描かれていた世界が、集約されるというか。
そしてラストには、太一と一緒に不安を感じて、ぽんと投げ出される。
あー、上手く言えない。
長台詞をポンポンと強い口調で吐き出し続け、舞台の上でじろりと世間を見渡すヤスくんは、30代の幕開けに相応しい、新しい役を作り上げたなって、思った。
(あー、なんか偉そうな感想ですな…すみません…。)
よし、へらへらした感想にしよ!
個人的にオールバックだったのがちょっと残念でした。(ポスターの髪型が好きだったので。)髪伸びたなあ。
結構な高さの壁を登って、降りるシーンがあって、「身体能力高いな!!!」って感心しました。
(↑いろいろ台無しな感想。)
全体。
最初は見てて、昭和初期が舞台なのかなって思ったんだけど、違ってた。
空気感がすごく昭和初期っぽいの。戦争の足音が聞こえてくる頃っていうか。
登場人物は、みんなどこか歪だ。
みんな何かが足りなくて、みんな何となく病んでいて。
上辺で生きているような大人たちがいて、得体の知れない思想や、権力の影があって。
なんか、全体に、暗い。
身毒丸に似た空気感…違うけど。
退廃?なんていうんだろ。破滅に向かうことが分かっているんだけど、何が起きるのか分からなくて、表面上は上手くいっているように皆が笑っていて、もやもやする感じ。
黄昏時みたいな。
その中でわーわーまくし立てている太一は、真実に近いところにいるのかもしれないな。
一応中心には太一がいるんだけど、この話は必ずしも太一が主人公という訳ではないのかなって思った。
全体的にキャラが濃いし、それぞれのキャラがものすごく立っている。
時間が経つにつれて、どんどんと事態はこじれていって、登場人物たちは不幸になって行く。
太一は少し希望を見出したかに見えた…のに、やっぱり最後にはそれも壊れてしまう。
ラストも難解だったなー。
結局、何が現実なのか?
あのセリフは、最初の「子供が虫を見ていた」っていうのに繋がってるのかな、もしかして。
恋愛も…なあ。
恋愛…あったかなあ…。
なんか気にかかってはいるけど、恋愛というと違う気がするんだけれども。
いやー、難しい舞台だったね。
我ながら感想がぐっちゃぐちゃだもの。
時間をかけて反芻していきたい。