非現実的でロマンティックな
理想主義者のお得意芸は外化
※外化とは…自分の心の中の願望を、現実を通して見ること。こちらの願望で相手を見てしまう。また、自分の自分に対する態度や感じ方を、他人の自分に対する態度と思い込んでしまうこと。
私は距離感のおかしい人が苦手だ。
具体的に言えば、初対面でこちらの許可なくいきなりニックネームを付けて呼んでくる人。
初めて喋るのに、こちらの都合や時間などお構いなしにひたすら自分のことばかり喋ってくる人。
しょっぱなから、フルスロットルな人。
(私、こういう所あるから暴走したらゴメンねという自己紹介があれば大丈夫。)
いきなりヘビーな悩みを言ってきて、こちらを巻き込もうとする人。
人の心に許可なく土足で踏み込んでくるカウンセラー気取りの人。
(数年前、某セミナーに参加したら、同じテーブルにいた知らん女に「私、今◯◯受講中なの❗◯◯でもいいって言ってみて❗」と絡まれて、嫌ですって断った。その後も私の声が小さいので、「もう少し大きい声で話してもらえる?」とお願いされたが、これが精一杯だと断った。
めんどくせーな💧と思った時の私はとことん冷たい)
「私、誰とでもすぐ友達になっちゃうんですよねー」とか自分で言う奴。
(そう思ってるのはお前だけなといつも思う。)
前職場にいた「なんでそんなに俺のこと嫌うかな!?💢」と言ってくる男性社員。
(私にも嫌う自由はあるだろうよ?なんで自分も嫌われることがあるって思わないのか不思議だった。)
とにかく、初対面、初見かつそんなに親しくなった覚えもなければ、そういう仲だと思ったことありませんよ?距離感おかしくないですか?な人がムリでなぜそうなの?と疑問だった。
距離感がおかしくて人間関係でいつもトラブルが起きる人というのは、『相手にこうあって欲しいという幻想の中で生きており、眼の前にいる現実のその人を見ずに接している。』ということである。
その原因が外化。
お互いの距離の取り方に違いがある。
AさんはBさんを知人としか思っていないのに、BさんはAさんを友人だと思い出した。
そしてBさんは友人として行動しだす。
すると知人だとしか思っていないAさんにとって、Bさんの行動は不愉快なことが多くなる。
言葉遣い、なれなれしい態度。
そして、Aさんは不愉快だからBさんを避けだす。
Bさんは拒否されたと思い傷つき、悩み出す。
Bさんは心の中で「Aさんが自分の友人であって欲しい」と思っている。その心の中の願いを、Aさんを通して見ているだけで、現実のAさんを見ているわけではない。
お互いに人間関係の距離感が違ってくる。
もし、Bさんが現実のAさんと接して時間をかけて付き合っていれば、友人になり、最後は親友になったかもしれない。
外化をする人は、相手から見た「自分と相手との距離」を無視する。
近づけるとつけあがり
遠ざけると恨む
原因は自分の『つけあがり』であることに気がつかない。
実際には相手に拒否されたのではなく、自分が「実際の相手」を無視したのである。
自分が相手を拒否したのである。
相手は辛い気持ちなのに、楽しんでいると思う。
相手はこちらを恨んでいるのに感謝されたと思う。
楽しんでいる、感謝していると思いたいから。
あまりにも願望が強くて、現実が見られない。
そういう人達は幻想の中で生きており、現実とは接していない。
外化をする人は他人の長所にも短所にも気がつかない。
今日もまた抜粋&要約
過去の自分に思い当たる節もあるが、今後距離感がおかしな人に出会ったら、幻想ぶつけてきてんなーと思い出せれば、スルーしやすそうだ。
私はとかくそういう人に狙われやすい
そして、現在の私はパーソナルスペースを守り過ぎるせいか、逆に人との距離の縮め方に戸惑う人間です
もう暑くて大変で、凝らない料理に頼りっぱなしのコウケンテツ祭り