診断士の勉強をブログにまとめるようになって
理解が深まるようになりました(・∀・)

文章を書くときに理解をしていないと
書けないんですね!良かったデス♪


周りの友達からは何難しい事言ってるの?と
引かれていますが(笑)
続けて行きたいと思います。

今回はスルツキー分解という項目を
まとめます。

その前提として
「需要の所得弾力性」という概念がある。

需要の所得弾力性とは
「所得が1%上昇したときに需要量が何%変化するか」
という考え方で

所得の増加で変化する財を下記のように表す。

・上級財(所得が増えると消費も増える財)⇒ 牛肉
・中立財(所得が増えても消費は変わらない財)⇒ 鶏肉??
・下級財(所得が増えると消費量が減る財)⇒ 豚肉

になります。

さらに詳しくすると

上級財のうち
・奢侈品⇒所得の増加率よりも消費の増加率が高い財
・必需品⇒所得の増加率よりも消費の増加率が低い財

下級財のうち
・ギッフェン財⇒財の価格が上昇したときに消費量が増加する財

【価格効果】

価格の変化の変化によって
上級財・中立財・下級財がどのように変化していくのか?
その変化の理由として代替効果所得効果が上げられる。

下記が価格効果のイメージ
牛肉と豚肉の消費量が価格の変化によって変わる
$食リテラシーを磨こう!

【スルツキー分解】

この価格変化による最適消費量の変化を
代替効果と所得効果に分解することがスルツキー分解です。

・代替効果
  2財の価格比による最適消費量の変化を指す。

・所得効果
  価格変化によって生じた実質所得の変化による
  最適消費量の変化を指す。

例えば

牛肉が上級財という前提で

牛肉の価格が下がり割安になった
    =(イコール)
豚肉の価格が割高になった

①代替効果
 割安の牛肉を買って
 割高の豚肉を減らそう

②所得効果
 牛肉の価格が下落したので
 いつもよりもっと牛肉を買おう♪


③価格効果
 代替効果と所得効果により
 牛肉の消費量が増える


といった流れです。

図で表すと下記となる
y(豚肉の消費量)x(牛肉の消費量)

牛肉の価格が下がったことで
ABの予算だったのがACの予算に変化して
最適消費点がRからTにシフトしている。

下記の図では最適消費点はRからSにシフト
していて代替効果を示している
牛肉の方が消費量が増えている状態です。
$食リテラシーを磨こう!

下記の図では所得が上がることで
牛肉が沢山買えるようになっている
つまり予算が上がることで最適消費点が
移動している。


$食リテラシーを磨こう!

ここで試験問題

【平成16年度 第20問】

消費者は貯蓄を通じて、現在の消費水準と将来の消費水準の
最適な配分を模索する。
下図では現在の消費水準と将来の消費水準の間の予算制約線が
ABで表される利子率が上昇した場合、所得効果と代替効果を
最も最適に表すものはどれか。

$食リテラシーを磨こう!

ア、所得効果Eo→E1 代替効果E1→E2
イ、所得効果Eo→E2 代替効果E2→E1
ウ、代替効果Eo→E1 所得効果E1→E2
エ、代替効果Eo→E2 所得効果E2→E1
オ、代替効果E1→E2 所得効果E2→E1

答えはエです。

利子率が上昇した場合
現在の消費よりも将来の消費の方が
価値が上がる。

代替効果Eo→E2

所得効果としては予算が増えた場合の
移動として

所得効果E2→E1

が成り立つ

う~んここまでまとめるのに
何日かかったことか(笑)

苦手なので中々進まないんですね!

じゃあ何が得意なの?
と聞かれると困るのですが

やっとまとめられた~σ(^_^;)