以前、
「ほせの手の甲は傷だらけだな」
と友達に言われたことがあった。
なるほど。
確かに言われてみれば、
あちこちに傷跡が見られる。
二週間ほど前に
ユニットバスの部屋から今のセパレートの部屋に越してきて、
湯船に浸かる機会が増えてきた。
そうやって
極楽極楽と湯船に浸かっていると、ついつい件の手の甲に目が行ってしまう。
「傷が多い、汚いか・・・」
水というのは不思議なもので、
色々なものを際だたせる。
入浴時だったら、
自分の体の普段は目立たない傷跡がそうだ。
大抵の傷は治ってしまえば
ほとんど目立たなくなるけれど、
実際にはやっぱり痕は残っているのだ。
水面を通して、
これはあのときの傷で、
こっちは…
と色々思い出す。
しかし、
脳裏に甦るのはあの言葉。
私はすっかり
自分の手の甲を見られるのが嫌いになった。
傷だらけとか
汚いとか言われてしまったり、
他人のものと比べてしまうと、
特に見せたくなかったし、見たくもなかった。
でも
ある日、気づいた。
一つ一つの傷には
私にしか知らない思い出が詰まっているって。
そして
傷を負いながら、
私は様々な事を乗り越えてきたんだって。
それなのに私は
見られたくない、見たくないと思ってしまった。
それは自分自身に他ならないというのに。
そう。
恥ずかしがる必要なんてない。
引け目を感じる必要だってない。
ただ堂々と見せつけてやればいい。
落ち込んでいるときは
ただずっと眺めていればいい。
だって
私は
傷跡の数だけ
痛みを知り、
傷跡の数だけ
何かを乗り越えてきたんだから。
手の甲は、
私に力をくれる。
その掌にある
夢と希望を叶える力を。
「ほせの手の甲は傷だらけだな」
と友達に言われたことがあった。
なるほど。
確かに言われてみれば、
あちこちに傷跡が見られる。
二週間ほど前に
ユニットバスの部屋から今のセパレートの部屋に越してきて、
湯船に浸かる機会が増えてきた。
そうやって
極楽極楽と湯船に浸かっていると、ついつい件の手の甲に目が行ってしまう。
「傷が多い、汚いか・・・」
水というのは不思議なもので、
色々なものを際だたせる。
入浴時だったら、
自分の体の普段は目立たない傷跡がそうだ。
大抵の傷は治ってしまえば
ほとんど目立たなくなるけれど、
実際にはやっぱり痕は残っているのだ。
水面を通して、
これはあのときの傷で、
こっちは…
と色々思い出す。
しかし、
脳裏に甦るのはあの言葉。
私はすっかり
自分の手の甲を見られるのが嫌いになった。
傷だらけとか
汚いとか言われてしまったり、
他人のものと比べてしまうと、
特に見せたくなかったし、見たくもなかった。
でも
ある日、気づいた。
一つ一つの傷には
私にしか知らない思い出が詰まっているって。
そして
傷を負いながら、
私は様々な事を乗り越えてきたんだって。
それなのに私は
見られたくない、見たくないと思ってしまった。
それは自分自身に他ならないというのに。
そう。
恥ずかしがる必要なんてない。
引け目を感じる必要だってない。
ただ堂々と見せつけてやればいい。
落ち込んでいるときは
ただずっと眺めていればいい。
だって
私は
傷跡の数だけ
痛みを知り、
傷跡の数だけ
何かを乗り越えてきたんだから。
手の甲は、
私に力をくれる。
その掌にある
夢と希望を叶える力を。