前方みわたすかぎりペルシア兵。地面を揺るがし疾走してくる。

4人は盾に隠れそれの隙間から、その様子を見ていた。

ポール「すごい数だな・・・」

ビル「へっ、戦場で死ねて本望だ。」

次第に彼らの会話の声も聞こえないくらいに振動が大きくなってきた。

とその時、地面が急に影で覆われた。

彼らは上を見上げた。

そこには太陽の光も隠すほどの弓矢が隙間なく飛んできていた。

ジャック「全員盾を上に!」

4人は弓矢に構える。

・・・・シュュュュュュュユユユ!シュトトトトトトトトトトトトト!!!!

何万もの弓矢が彼らを襲う。

矢の雨がやんだころには、彼らの盾の表面は矢で埋め尽くされていた。

それにおどろくひまもなく、目の前100メートルにペルシアがせまった!

スミ「さぁ来い!!!」

わぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!

そして彼らに100万人の力が激突した!!

わぁぁぁぁぁあぁぁああああああああああああああああ!!!!っっ、ドガガガガガガガガァァァアアアアーーーー!!!!!!

ガガガ!!!4人はペルシアの軍隊に飲み込まれ消えた。表面上・・・

勢いのあまりペルシアの兵たちは疾走する兵士たちの中に紛れ込むスパルタ兵に気づかなかった。

4人は双剣を抜くと、かがんで、両方に剣を傾け、通り過ぎていくペルシアの軍勢の足を切り裂いていった。

シュババババ!!

いつの間にか足が切れた事に気づいた兵士たちはたちまち数メートル走ったところで倒れていった。

1分間それはつづいたが、やっとペルシアの兵士たちもスパルタ兵に気づいた。

兵士「いたぞーー!かかれー!」

わぁぁあぁああ!!

スパルタ兵は身を起こして、体を思いっきりひねり回転し始めた。

そして近づいてきた兵士の首をばたばたと切り落とす。

ザシュザシュザシュザシュ!!!

あまりの恐ろしさとすごさにペルシアの兵たちは回転切りの前にしり込みした。

ジャック「さぁ来い!」

すると4人はポケットから小型火薬爆弾を出し、紐に火をつけた。

チッ・・・シューーーーー・・・・・・・・・

ポール「ちかづいたらどうなるかわかるな。」

4人はペルシアの兵たちに爆弾を見せ付ける。

そして4人の爆弾はいっせいに中をまい、ペルシアの兵の軍勢のど真ん中へと吸い込まれていった。

爆弾が中に舞うのを見たペルシア兵士はとたんに突撃体制をみだし、爆弾からはなれようとした。

兵士「うわぁ!きたぞ!」

兵士「にげろ!」

そしてそれらはまばゆい光をはなち大きさ1センチの鉛だまを360度にばら撒いた。

パン!!!!パン!!!

爆発の勢いで数百もの鉄の鉛はペルシア兵の命を奪い去っていった。

鉛は高温で兵士たちの体や頭を貫通していった。

爆破と同時に血しぶきと悲鳴が飛び交う。

スパルタ兵の4人はものの5分程度で1300人の兵士を倒した。

ペルシアの波状第一波の10000人は8700人に減り、退いていった。


そのころペルシア軍先頭進軍司令官は・・・・

双眼鏡越しにペルシアの兵がビビッて退却してくるところを怒りのまなざしで見つめていた。

4人の周りには1300の赤にそまった屍がひろがっていた。

そのほとんどの死体からは黒くこげた煙があがっていた。


ジャック「これほどか!ペルシアめ!」

全身をペルシア兵の血で真っ赤に染めたジャックは血をぬぐいながらペルシアに吼えた。


つづく・・・・・







5 No.2


ジャックは双眼鏡をペルシア軍の方向になげすてた。

ジャック「ふん、あんな軍隊、俺たちで蹴散らすぞ。」

コガヨー「は?むりじゃねえ?」

スミ「え~っと、何人ぐらいいるんだ?」

コガヨー「ざっと100万人はいた・・・ペルシアの兵で地平線がみえなかった!」

ビル「100万か・・・・ひとりあたり・・・」

ポール「20万人ころせばいい。な?」

ジャック「ああ。そのとおりだ。よし行くぞ!]

コガヨー「まてよ正気かよ!せめてスパルタの100人全員をよんでからたたかおうぜ!じゃないと・・」

ジャック「ふん、そうしたいとこだが、あいつらは選抜試験から落ちたくそどもだ。まともにたたかえはしない。」

コガヨー「だがスパルタの戦士だぞ!このまま滅んでもいいのか!?」

スミ「仲間割れはいい加減にしろ!」

スミがしきった。彼ら周辺の雰囲気はしずまりかえった。

ジャック「とにかく、戦うしかない・・・」

コガヨー「あっそぉかよ、じゃあ俺帰るww」

ジャック「かってにしろ!もうお前はスパルタの民でも兵でもない!」

コガヨーは峠から降りていった。

残りの4人は静かにペルシアの軍へと歩んでいった。

彼らの臓器にまで進軍の足音が響いていた。



そのころペルシア軍先頭進軍司令官は・・・

ぺ司「だぁ~はっは!100万人の兵で総攻撃じゃ!まけるはずがない。そうだろ?」

ぺ司はとなりの兵士に聞いた。

兵士「そのとおりでございます。」

斥候「司令官殿!前方2キロ先に4人のスパルタ兵がいます!」

ぺ司「なにぃ?ふっはっははっは!おもしろい。くるならこい。」

斥候「どうしますか?」

ぺ司「じゃまなやつらは消す。それがわしのポリシーでなぁ。」

斥候「了解しました。」

そうすると斥候兵は角笛をとりだし100万の兵に突撃の合図の音色を黒い大地にとどろかせた。

ぶぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお~・・・・・

するとのろのろと歩いていたペルシアの兵たちがいっせいに目の色をかえ

4人のスパルタに疾走しはじめた!ゴゴゴゴゴゴゴォォォォォ・・・・・


そのころ4人は・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォ・・・・・・・・・

ビル「地震か?」

ゆれる地面を感じたよにんは周りをみわたした。

ジャック「いや、ちがう・・・。ペルシアの波状突撃だ・・・」

ポール「いままででその先方に勝った軍はいないといわれている突撃戦法だ。」

と、そのとき彼らの前の地平線から黒い波が押し寄せてきた。

ゴゴゴゴゴゴゴォォォォオォ!!!!!

わぁぁぁぁぁあ!!!!!!100万の雄叫びが大地に響いた。

ジャック「きたぞ!」

彼ら4人は盾を構え、100万の黒い波の壁にそなえた・・・・


つづく・・・・

いまから短編小説(ショートショート)をつくります。




タイトル 「 5 」


あらすじ・2007年6月9日に公開された映画「300」にちなんで物語を作りました。

その名も「5(ふぁいぶ)」 大体予想がつくとおもいますが、5人の勇敢な兵士たちが

大国ペルシアとたたかうという物語です。ではどうぞ・・・・


登場人物


ジャック・・・スパルタ兵 隊長

ビル・・・・・・  〃     兵士

ポール・・・・・〃     兵士

スミ・・・・・・・〃     兵士

コガヨー・・・ 〃     偵察兵


第一章 5人 VS 100万人


彼らスパルタ部隊の選抜5人はスパルタ村から30キロはなれた

ガルム峠で遠征に出かけており、今訓練の真っ最中だった。


ジャック「いいか!俺たちは100人のスパルタ軍のなかから選抜試験に唯一合格した

精鋭部隊5人組だ。どの軍にもまけん!」

スパルタ精鋭部隊の隊長、ジャックが声を張り上げた。

ビル「あのぉ~5人でかてるんっすか?軍隊にw」

ポール「そぉっすよ、むりっしょw」

ジャック「だまれ。訓練の最中だぞ!ほら腕立て3000回!」

兵士たちはしぶしぶとそれを実行した。

すると偵察兵のコガヨーが馬にのって帰ってきた。

ひどく急いだようで、馬もコガヨーも息が荒い。

コガヨーは勢いよく馬から飛び降りるとジャックの前に走ってきた。

コガヨー「ハァハァハァハァ」

ジャック「どうした、おちつけ。」

コガヨー「ぺ、ぺ、ペルシア軍がこ、こっちへ進軍してきています!すごい数です!」

ジャック「何!スミ!双眼鏡かせ!」

スミ「はっ!」

スミは双眼鏡をジャックに手渡した。

ジャックは双眼鏡をのぞいて驚愕の表情をあらわにした。

ジャック「こ、これは・・・・・」

遠くではスパルタ村一点だけをめざして、ペルシアの大軍が地面を揺るがしていた・・・・。


つづく