真っ赤な嘘でもつくか。 | 男はポテトサラダが好き

真っ赤な嘘でもつくか。

起承転結を意識して文章を書くのであれば、「起結」で書いた方がよい。承と転の存在意義がよくわかるからだ。承と転が何者なのかがわかると、承と転のスタンダードな配置が見えてくる。そして承と転の配置をいじる、位置をずらす、というテクニックを得る。承を「起」寄りにしてみる、転を「結」寄りに動かしてみる。その作品の味わいは、承と転の配分で決まる。文章の運動量が変わる。起結で書けば、承と転は自然に湧いて出てくる。だから、起承転結は、起結として考えた方がよい。

というような、本当っぽい嘘を思いついた。

本当っぽい嘘、それ自体がすでに起結の結果、俗に言う「起果」であって、起果と物語をどれだけ意識するかによって、文章の"うねり"が変化してくる。起果と物語。起果物語。起と語の間に果物がある。果物。りんご。ゴリラ。ラッパ。パン。ン動会。やべぇ!しりとり終わんねぇ!

過去につかれた嘘で、最大級の本当っぽい嘘は「山手線止まってるよ」だ。ギリギリセーフだし、ギリギリアウトの嘘だ。

終わる。