マチダ -4ページ目

芸術と共に生活する、ということ。







タイトルの名の通り、芸術は生活の一部になるべきだと思います。生活の一部以外の箇所でも良いのですが、やっぱり一緒に呼吸する。

それがイチバンだ。

それには大きい家が欲しいな、素敵な生き方を送りたい。。。

そんなモチベーションが大切だ。

人生一度きり。

そんな事で、美術収集家に飾られた我が絵画達の画像をどうぞ。

誰が所有しているかは、秘密。経済界では大物だけれど、秘密。

そういえば、アメブロはなかなか面倒臭いので、インスタ密かにはじめてました。@sushmachida

よろしくです。

飛行機に乗って自動車を見る

自分の参加する展覧会へ、飛行機に乗って、しかし、展覧会なんてもんは数十分も観れば十分な訳で。レセプションまで時間が六時間も余ったのでカジノ街なリノ市のダウンタウンへ。

エルビスは生きていた。

ホテルも飛行機も妙に高額だった理由は、この週末、ホットオーガストナイトだかウィークだかという毎夏恒例のクラシックカーのイベントが開催されていたから。

美術館側からそこそこの旅行費は出るのだけれど、それでもね。



この車、コルベットのスティングレイは、幼稚園児の頃乗った事がある。もう40年近く前の話。

当時スーパーカーブームだった事もあり、スポーツカーが好きだった己を喜ばせようと、父が友達から借りて来てくれた。

父も当時とても大きなアメ車に乗っていた。アメリカが憧れの存在、そんな、追いかける目標や夢があるから頑張れたのかな?

在米歴24年。。。長過ぎて、もう、なんというか、なんでも普通に感じてしまう今日この頃。ふう。

古いジャガー。このシリーズのパネル貼りポスターが、実家の我が部屋に未だに飾ってある。幼稚園の頃から、ずっと。

画像処理せずとも、こんなにもフィフティーズな雰囲気なのですよ。

古き良きアメリカ、という感じでしたね。

当初、なんだよお陰でチケットもホテルも値段が高くなってんじゃんよー、と文句言っていたが、これがなかったら退屈な仕事旅になっていた。

そして、実は自動車は然程興味ないです。ジャガーも、コルベットも、修理大変そうだしね、、、できれば新しくて、故障しない車が良いですね。

。。。

飛行機のって展覧会へ

ネバダ州リノ市にあるネバダ美術館でのグループ展に参加するため、飛行機のって一泊旅行。


朝六時のフライトという事は、朝四時に飛行場着いてなきゃいけない訳で、、、乗り換えを考えると、600キロ運転した方が早いのでは?と疑問。

ネバダ美術館。

飛行場からタクシーの新世代、ウーバーを利用してみました。完全前金制カード払い。チップが要らないのがウーバーの良いところ。ボッタクリも無いし。これでは普通のタクシービジネスが潰れる日もそう遠くない。

アメリカのタクシーはボッタクリが当たり前だし、汚いし、態度も悪いのでね、当然の成り行きですよ。

美術館近くのホテルへチェックインしてから、レセプションへ。

なんだかとても混んでいた。会員オンリーのプライベートなオープニングレセプションだけれど、千人以上来ていた。田舎町だからね、暇なんですよ、他にする事が無いし、、、と誰かが言っていたけれど、良い事ですよ。

これもアートの一部らしい。個人的には、こういったクオリティーの低いパフォーマンスって、学生時代を思い出して、むず痒い。

肝心の展覧会の内容ですが、、、自分の作品はかなり浮いていた。勝手にアウトサイダーですよ。


だから、展覧会入り口付近に孤立して、どーんと飾ってくれていたけれど、一つだけ、大きい奴を。

本当はもう一個飾られる予定だったけれど。自分の作品画像もコンピュータに入ってないから掲載しない。

もう一個の方はせーのどん更に倍、篠沢教授に全部、って感じでかなり場違いな色使い、内容なので、却下されたらしい。浮くどころか、まるで肌が違う。

肌が違う。当たり前だのクラッカー。白人の中に日本人一人だからなー。グループ展としては、難しいですよね、まとめないといけないから。

知人の美術評論家デーブヒッキーが先日漏らしていたのだけれど、昨今の美術家は「インサイダー」になって、皆仲良く同じ様な事やって、肩組んで、、、というのが好きだね、どうなってんの?と。

アートは自由だ、と自由人気取って、結局みんな同じ。逆の逆を突いて、逆に個性が許されない、みたいな。

そうですね、現代美術は現代美術という枠組が出来てしまい、その中の方程式で流行をぐるぐる回しているみたいな雰囲気、最近強いですね。

個人的に、美術雑誌等、まるで読まないので、流行って何だ?といった感じだし、周りの事も興味ないのですが、どうやらまろやかなコンセプチャルアートが流行しているらしい。少しだけ、社会性意義があり、少しだけ自然主義的な。

客も作家も、白人が多いー、って思ったなあ。こんな土地だと、トランプがヒラリーと良い勝負するのだろうな。

そりゃ日本生まれの日本人だもの、勝手にアウトサイダーですよ。これはどこへ行っても同じ。むしろ、日本へ帰っても馴染めないでしょうね、己など。

よく言えば、個性的だけれど、悪く言えば理解されない。

いや、そんな簡単に理解されたら負けじゃないの?現代美術って?って思うけれど。

だから一生アウトサイダーですよ。

逆に「普通」に憧れたりするよね。できるだけ「普通」を意識して作品を作ろうと思ったり、普通がイチバンだ、と嘯いたり、究極の普通な作品を創るのがイチバン難しいのだ、と思ったり。

やっぱ普通のパンクロックの代表、ブルーハーツなんて良いもんなあ。普通のロック、ボウイとか、普通のメタル、エックスとか。普通を極めるとカリスマになるものです。

それだけ、逆に、難しいのだ。

奇を衒うほうが簡単だし、個性的でいる方がきゃりーぱみゅぱみゅレベルに簡単だ。けれど、究極の普通な個性を追い求めるきゃりーぱみゅぱみゅは、やはり逆に凄いのですよ。

そういった普通を、自分の中で昇華させましょう。そう心に思いを留めつつ、日々是精進。