若者と自己愛 | [ボルネオ猫町] クチンあれこれ

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自己愛は純粋な心からの真実の愛の形です。それは自尊心ともいいます。若者は衝動的で、よく友達の悪い行動に影響を受けるから、自己愛、または自尊心は、若者にとって大切なことです。自己愛がなかったら、衝動を抑えることができなくなって、悪い選択や行動に導かれます。自尊心は私たちの周りの全てを愛してこそ可能になります。

 

私の主張はおかしく思われるかもしれません。自己愛はふつうよくないものだと思われていますから。自己愛が強過ぎれば、自己中心的になります。自己中心的な人は周りの人の感情と欲望を気にしません。また、自尊心が強過ぎると、自信が自信過剰に退化します。自信過剰な人は悪い選択をして金を失ったり、無理なアイデアに時間を費やして無駄にしたりします。そして、自己愛が強過ぎたら、ナルシストになります。ナルシストはいつも自分の外観を気にして、周りの人を無視し、共感がなく、みんなに嫌われます。

 

しかし、自尊心という形の自己愛は重要です。若者たちは将来の社会を担う者になります。社会を担う者は必ず環境と権利のために闘います。そのとき、自尊心は情熱の炎に燃料を与えます次に、自尊心は自信を上げます。自信は成功のために大切なことで、自信がある人は仕事に成功する可能性が高いです。自分を信じる若者は素晴らしい結果をもたらします。そして、自尊心があったら、若者はよく気を付けます。自尊心がある人はいつも自分の健康と行動に注意します。

 

自己を愛するためには、生活からネガティブなことを除かなければなりません。ネガティブさを捨てる方法は何でしょうか? まず初めに、悪い習慣を捨てて、意地悪な人と関係しないようにします。ネガティブさは精神衛生に悪い影響があり心を傷つけます。自分を損なうことをしないのが自尊心のやり方です。たとえば、麻薬に溺れたり、悪い人と交わったりして自分の名誉を傷つけるのは、全部自分に危害がある行動です。

 

若者はどうやって自己を愛するのでしょうか? 自分を愛するためには、自分を尊敬できなければなりません。どうやりますか? まず、自分の良心の声を聞いて、自分の願いをよく知ること。疑問があれば、大人たちの助言を聞きます。もう一つの方法は、自分の過去のまちがいから学習して、自分を受け入れること。自分を責めるのは駄目です。自分を責めるのは、劣等感の種を育てて、自信を失わせてしまいます。自分を信じることができない、失敗おそれ、なにかをする意欲が減ります。いろいろなアニメのキャラは、味方が死ぬと、自分を責めて、弱くなります。しかし、嫌な経験から学んだ教訓によって、自分を改善します。

 

そうです、私はこれらのことをアニメから学びました。自己愛が自己中心的になる例は、たとえば「鬼滅の刃」の悪党鬼舞辻無惨です。彼は自分の病気を癒す薬を手に入れるために、「鬼」という部下を作りましたが、その部下は人を喰わなければならないので、無数の民間人が殺戮されました。逆の例は、たとえば「ダーリング・イン・ザ・フランキス」のゼロツー。彼女はいつもみんなに化け物と呼ばれて、自分が劣っていると思って、自尊心を失い虚無主義に陥っていましたが、でも、彼女の心が主人公に開くと、自尊心を得て、もっと優しい人になりました。あるいは、「ジョジョの奇妙な冒険」第五部の唯一の女性トリッシュ・ウナは、初めは怖がりで自信がない哀れなキャラですが、ひとりで敵と戦っていくうちに自信が膨らんで、敵を倒すことができました。よいアニメは私たちの教科書です。

 

自尊心、または自己愛は若者にとっていちばん大切なレッスンです。自信があれば、この迷宮のような複雑な世界の中を航行することはもっと簡単になり、将来成功した大人になるための貴重なモラルを手に入れることができます。自尊心のモラルは、人生からの挑戦を受けたとき、自尊心から学んだモラルがあれば、きびしい状況を乗り越えることができるでしょう。

(霧洲祐慈)