先週オープンした尾道浪漫珈琲三成店へ行った。
カウンターに座ったので、目の前でオーダーの受け入れやサイフォンの様子を見ることができた。
オーダーの9割は当然コーヒーなのだが、たまに違うものが入る。
その中で気になったのは「紅茶2、熱め」だ。
私は直感した。
このオーダーをした客は、お店を試している。
メインじゃないメニューをおろそかにする店は多い。
コーヒーメインの店で紅茶を頼むと、大抵ティーバッグを浸しただけの味のない色付きのお湯が出てくる。
紅茶好きな私は、不味い紅茶を飲むくらいならハナから飲まないほうがいいと思っている。
したがって、紅茶専門店以外では基本的に紅茶を頼まない。
この店の紅茶はどうなのだろうと、紅茶を淹れる様子を観察した。
すると、コーヒーと同じ方法、サイフォンで淹れていた。
逆さにしたフラスコの中で茶葉がスノーボールのように踊った。
私は紅茶を飲むのは好きだが、淹れるのは専門ではない。
サイフォンで紅茶を淹れて美味しいのかどうかわからない。
ただ、ティーバッグを揺らすだけよりはマシな気がする。
果して、熱めに淹れられた2杯の紅茶はトレイに乗せられ運ばれていったわけだが、いささか不快さが残った。
というのも、オーダー主は店を試してどうしたいのか。
お店のファンで、メイン以外をおろそかにしないことこそ大切だと後日お店に伝え、お店の更なる繁栄に尽力したいわけではあるまい。
恐らく食通気取りでグルメサイトやSNSに投稿したいだけだ。
感じ悪い。
本当の食通は、重箱の隅をつついたりしないで、店の良いところに目を向け、その店での食事を楽しむ術を伝えるものだ。
料理や店の分析などして食事が楽しいか?
自己満足なら一人でやれ!

