昨日、仕事でミスをした。
誤魔化して何もなかったことにもできたが、私はそれをしなかった。
おかげで即、始末書になった。
それでもいいと思った、昨日は。
今朝の朝礼で、私のミスのことが伝えられた。
私は遅番なので、その場にいなかった。
それも仕方なかろうと思った。
遅番で残っていると部長が来た。
部長は女性である。
ミスを再発させないよう具体策を指示してきた。
部長には昨日すでに注意を受けている。
正直「まだ言うか」と思った。
更に、「ミスは誰にでもあるから1回目は注意だけ、2回目はちょっと怒る、3回目は…う~ん、げんこつ!」
声の感じから笑わせようとしているのがわかった。
もう一人の遅番の男性社員は軽く笑った。
私はニコリともしなかった。
「しつこいんじゃ、クソババア」と思った。
思っただけで、もちろん口には出さないが。
私が露骨に不機嫌になったのを見て、部長は黙って立ち去った。
定時になり、私が事務所を出ると、部長も仕事を切り上げて私を追うようにロッカー室に入ってきた。
機嫌を取ろうと思ってか、家の場所や通勤手段を尋ねてきた。
私は素っ気ない返事をしながら即行で着替え、ロッカー室を出た。
私はしつこい奴がこの世で一番嫌いだ。
そして、ご機嫌取りが二番目に嫌いだ。
女性部長は4月1日に転勤してきたばかりだが、すでに私は嫌いになった。