爽やかさんから返信がきた。
今日は「おやすみ」ではなく「姪と遊んでます」だった。
温かい家族の風景が目に浮かび、つらい記憶が蘇った。
離婚後に付き合って結婚の約束をした人に、家族に紹介すると家に連れて行かれた。
ゴールデンウィークで、妹夫婦が帰省していた。
裕福で幸せな家族が私を迎えてくれた。
彼の母親は、彼や家族のことをアルバムを開いて見せながら話してくれた。
どの写真も笑顔が溢れ、色々な場所で撮られていた。
私もこの温かい家族の仲間入りができるかもしれないと思った。
お話が一区切りついて、彼の母親が私に尋ねた。
「何歳?」
そのとき私は36歳だった。彼より5歳上だった。
それを聞いた彼の母親は一瞬にして表情を固くした。
そして彼に私を送っていくよう指示した。
露骨な態度の変化に私は動揺した。
それからどんな風にそこを後にしたのか覚えていない。
数日して彼に会った。
彼は母親に反対されたこと、反対された以上結婚はできないと言った。
そして、別れてくれと。
裕福で温かい家族の風景を思うと、今も胸が締め付けられる。