爽やかサラリーマンさんが来社した。
昨日も来たのだが、昨日は私が接客中で会釈しただけだった。
今日は他にお客様がいない時間に来た。
昨日は13時30分、今日は16時。
とりあえず仕事上のやりとりをして挨拶したら、一瞬間が空いた。
爽やかさんは何か言いあぐねているようにも見えた。
私は、耐えきれず「お久しぶりですね」と声を掛けた。
爽やかさんは、何度か来てたけど私がいなかったから異動になったのかと思ったと言った。
そして、「ずっとここに居てくださいね、来る楽しみがなくなるから」と言った。
私は「ありがとうございます」と笑顔で答えた。
爽やかさんが帰ったあと冷静になって考えた。
爽やかさんはどうやら私のことを諦めたらしいこと。
ケータイ番号を伝えたり、過去のお誘いを断わった言い訳をするのを忘れたこと。
そんなことなど全く考えず、私は爽やかさんと会話しながら「結婚してるのかな」と考えていた。
結婚してるかどうかが気になって、肝心なことを言いそびれた。
しかし結婚しているかどうかは、何よりも重要なことだ。
次に来たとき確認してみよう。
「ご結婚されてるんですか?」