京都市右京区嵯峨にある浄土宗の寺院。山号を五台山と称し、本尊は釈迦如来。「嵯峨釈迦堂」の名で知られ、中世以来「融通念仏の道場」としても知られている。「源氏物語」の主人公光源氏のモデルとされる源融の山荘跡に阿弥陀堂を建てたのが始まり。五台山を巡礼したちょう然という僧が宋から招来した釈迦像は「生きているお釈迦様」と呼ばれ、国宝に指定されている。4月、5月、10月、11月には特別開帳され、その異国的な趣のあるお姿を見ることができる。