裁判長が謝罪した判決 | 道祖神の招きにあひて

道祖神の招きにあひて

八ヶ岳山麓の山小舎(ヒュッテ)をベースにした、百名山登山、スキー、自転車・鉄道・巡礼の旅、秘湯、自然観察、DIYなどの趣味のブログです。

今日は全国が注目した袴田事件再審判決


捜査機関による証拠捏造を裁判所がハッキリ認めた初の判決


無罪判決を法廷で聴きたいと思い、午前中傍聴整理券をいただきに行くと・・・


静岡地方裁判所周辺は朝から物々しい雰囲気


裁判所に近づくにつれ、騒々しく速足で歩く人々が目についた


新聞・テレビのカメラが陣取り


支援者団体の方々が集まっていた


上空には報道機関のヘリ🚁が複数飛び交い、注目の判決を今や遅しと待ち構えているようだった


リストバンドが傍聴整理券

40名の一般傍聴席を求めて整理券を受け取ったのは502人。12.6倍か



残念ながら傍聴は叶わなかったが、大方の予想通り無罪判決が言い渡された


しかも、裁判長から異例の謝罪がされた


『(袴田さんの逮捕から再審無罪確定まで)ものすごく時間がかかることを本当に申し訳なく思う』と謝罪した。


そして『裁判所は自由の扉を開けた。しかし、この扉は閉まる可能性もある。健やかにお過ごしください』と語り掛けた。


國井裁判長は去る24年7月、静岡県牧之原市の認定こども園で、送迎バスに園児を取り残し熱中症で死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元園長にに禁固1年4ヶ月の実刑判決を言い渡し、『子供を守る大切さを考えなければいけない』と説諭した方だった。


ある時は厳しく諭し、またある時は検察の過ちを認め、裁判長自ら謝罪する。


こんな素晴らしい裁判官がいる


・・・