今日は戦国大名・今川家の菩提寺、臨済宗妙心寺派の禅寺・臨済寺一般公開の日。


臨済寺は修行僧の寺院であるため、通常は拝観不可。

立ち入ることができるのは年2回(春・秋)の一般公開(特別公開)の日だけ。

春は今川義元の命日である5月19日に公開され・・・

秋は徳川家康が信奉した守り本尊『摩利支天像』の祈祷に合わせ、10月15日に公開される。


臨済寺は、今川義元の軍師であった太原雪斎が京都妙心寺の大休和尚を招いて開山した禅宗の寺院。

竹千代(徳川家康)が今川氏の人質だった幼き時代に学んだ寺でもあります。


特に今回は大河ドラマ『どうする家康』放映中のため、県外からも多くの観光客がお見えです。

何しろ大河ドラマ館のある静岡浅間神社⛩️はここから徒歩10分以内で行ける距離。セットで訪れているようですね。


一般公開のこの日は終日の雨降り


一歩境内に入るとそこは名刹、とても厳かな雰囲気


大龍山臨済寺 山門

『大龍山』の扁額の文字は徳川慶喜公の文字だとか・・・


強雨の中、拝観を待ちます

すでに修行です(笑)


本堂(大方丈) 国の重要文化財


坐禅堂


坐禅堂内部


坐禅堂の奥に安置されている摩利支天像


太原雪斎像


軍師雪斎着用の陣中袈裟


太原雪斎肖像画


今川義元公・氏輝公の像


竹千代君手習いの間


天井画、八方睨みの龍ですな


人質時代の幼い竹千代(後の家康)は太原雪斎からここで英才教育を受けました。


国の名勝 臨済寺庭園(回遊式庭園)


庭園の上の方に茶室『無想庵』が見えます


本堂の書院から一直線に茶室へ続く階段(長廊)が伸びています。


長廊の途中から見た名勝庭園


庭園の池の周囲からモリアオガエル?の鳴き声🎶


茶室から庭園、その向こうに静岡市街地を見下ろす


茶室


達磨大師像


臨済宗妙心寺派専門道場大龍山臨済寺

ここで修行中の僧侶は現在11名


通常拝観は出来ないけれど、一般の方を対象とした『静坐と法話の会』も毎月一回開かれています。

名刹の坐禅堂でご住職の法話を聞き静坐につとめるのも良さそうです。


おしまい