前回からのつづきです。
正常な八とは?
八は繁栄を象徴します。
では素戔嗚尊は繁栄の神?
いえ、繁栄を司るのは、
伊邪那岐命から天照大神様に受け継がれています。
八百万神々が各々に繁栄の役割をされています。
では、素戔嗚様の八とは?
繁栄の本質【ワンネスの意図】
正常な繁栄..
実は正常という表現には語弊あります。
本来、この宇宙には調和と分離が混在しており、
その状態こそが正常なのだと思います。
分離こそがワンネスの意図、再び調和に戻るの事が分離を経験した者への救済の道、
つまり、究極の幸せと究極の不幸が有って当たり前、
言い方を変えれば、
ベネフィット ー ダメージ、
恩恵 ー 損害(被害)
ポジティブ ー ネガティブ
善悪ではありません!ここは重要です。
誤解を恐れずに書くなら、
破壊 ー 再生
男性性 ー 女性性
陽 ー 陰
これは必ずその経験をするいう意味ではありません、
エネルギーとして両者(二元)は存在しており、
我々は常に選択することが出来きるということですが、
古事記では、
伊邪那岐、伊邪那美、の二神は繁栄を目指します。
伊邪那美命の死により、
繁栄が生み出していた闇が露わになります。
黄泉の世界は、
繁栄の副産物、
男性性が暴走した、
調和が存在しない、一方的で、
権力と暴力が支配する残酷な世界です。
ヨモツヘグイ(黄泉戸喫)とは、
一方的で理不尽な性の契約です。
伊邪那美様は身をもって理解されます、
この宇宙の繁栄の真の姿を・・
繁栄の犠牲になる全ての女性性を護る
これが、伊邪那美命から黄泉大神になられた、
地球上の、すべての女性を護る、
女神様の決意です。
伊邪那美様は歴史上初のセクハラ・パワハラの被害者なのかもしれません、
加害者は八雷神(ヤクサノライジン)。
正常な八とは、
勢い強く広がり拡張する
(頭数が増える)
繁栄のエネルギーの中の、
様々な加害を生んでしまう
エネルギーを削除したもの。
と定義します。
昨今、SNSを見れば、
これでもか!と言うほど、
ネガティブな八が猛威を振るっています、
小学校の教師が児童への猥褻行為、
この事例の多さ、
立場や時には暴力で性の権限を凌辱する、
現在でも、ヨモツヘグイは横行して止みません。
母から子へ
伊邪那美命の意思は素戔嗚尊へ引き継がれます。
繁栄に背き、母を想い憂い、泣く素戔嗚尊。
繁栄を司る太陽神、天照大御神と対峙します…
つづく