子供のころから霊が見えた
大人になってから
これ仕事に出来ないかな・・
そう考えた
メディアを手本にした
みんな派手で、口がうまい
羨ましいとも思わないが
特に嫌悪感を感じることも無かった
兎に角、俺も成功したかった
セッションと称し
数人を見た
俺は霊と話せる訳でもなく
ただ、見えるだけ
何故、そこにいるのか
何を考えているのか
さっぱり分からない
それでも見えてはいる
口から出まかせにストーリーを作り
何とか乗り切った
1時間5000円から始め
相手を見て
1セッション50000円と吹っ掛けもした
勿論、稼げるわけもない
SNSを貪るように視た
心理学やコーチング
都市伝説
只の情報や薄い知識
界隈は案外賑わっていた
これで喰えている奴は案外多いのかもしれない
そこには一定数以上の餌になる連中が存在するという事だ
俺の所に来る奴は
アホな十代か、病気を抱えた年寄りだった
欲か不安
もしくはその両方
外に理由を求め、外からの助けを望む
弱ってる奴らはチョロかった
それでも喰えわしなかった
スピリチュアルセレブにはほど遠い
40歳手前の俺の本業はバイトだった