北海道旭川 『春志内の森』 野営地

 

春志内とは、アイヌ語で「ハルゥシナィ=実りの多い沢」という意味です。

 

石狩アイヌと上川アイヌの人たちが石狩川を船で往来する時も、

岩場の多い『神居古潭』周辺は歩いて移動しました。

そのため、実りのあるこの地で休み、係留することが多かった場所です。

 

かつての大戦で家を焼かれ住む場所を失った私の先祖は、

開拓移民制度に則り、この地を開拓し実りある畑にして家族を養っていましたが、

跡を継ぐ者もなく、月日が流れ、やがて元の原野に還っていきました。

 

私は先祖とアイヌの人たちが残したこの「春志内」という名前を絶やしたくなく、

様々な考えを張り巡らし、道内に多くある整備されたキャンプ場ではなく、

行き届かないことが基である「野営地」としてスタートさせようと思い立ちました。

 

 

 『春志内の森』野営地 利用規約

 

●利用料は管理費として「お気持ち」を料金箱に入れて下さい。

 

●利用者は利用名簿を sus441@gmail.com までお知らせ頂き、

  帰宅時にも必ずメールで連絡を入れて下さい。+

 *個人情報は一定期間の保管のあと破棄します。

 

●時おり近くの管理人が車のナンバーを控えに来ます。

 *基本的に盗難防止、迷惑人の立ち入り禁止を目的としています。

 

●オートキャンプ場ではありません。駐車場での衣食住は禁止します。

 

駐車場は、叔父がドライブインを営んでいた時のアスファルトエリアになります。

トイレ、水道、風呂、ゴミ捨て場、全てありません。

ゴミは全て持ち帰りましょう。

 

夜間、野生動物が徘徊するので食料は食べきることを心がけてください。

火や燃えカスは、必ず水で消化したあと土に埋めて下さい。

 

沢の水は飲めますが、必ず煮沸したものを口にして下さい。

 

池の水は飲めません。 釣り、放流は禁止します。

 

野営場所を確保する際、周囲の草や雑木の枝の伐採は最小限に留めて下さい。

「白樺の木」や野生化した「リンゴ」「梨」「クルミ」の木は、切らないようにして下さい。

 

頂上付近は、かつてのコタンがあった場所です。

古のアイヌの人達のために、静かに過ごしてください。

 

ロープの外は施設外です。入らないようにお願いします。

 

野生動物を狩ることは禁止します。正しく共存して下さい。