『プレデター:バッドランド』観てきた!
人間がほぼ出ない、というか出てなかったかも?
今までのプレデターとは色んな意味で全然違ってて、とても新鮮だった!
“俺はヤウージャのデク!貴様を倒すものだ”
言ってないけど言ってそうなくらいの勢い。めちゃ喋る!
今作のためにヤウージャ(プレデター)の言語を考案されたようで、ティア(エル・ファニング)との英語とヤウージャ語の会話が楽しかった。
これまでのプレデターを見ていると、プレデターたちにも個性があるのが分かる。
今作の主人公「デク」はヤウージャ族としてのプライドを持ちつつ家族への敬意と信頼も大切にしていた。
ティアと出会ってからも最初は鬱陶しがっていたものの、徐々に絆が芽生えていく。
「バディものにはハズレがない」とはよく言ったものだ。(誰が)
アクションはシリーズでトップの出来だった。
チャンバラもスタイリッシュだし、立体的な戦闘や道具を駆使した戦い方は臨場感があった。
というかデクよ…一族の落ちこぼれ的な扱いの割にむちゃくちゃ強くないか…?
鈍臭くてヒヤッとするシーンは特になく、結構安心して戦いを見ていられるくらい強かった。
そしてエル・ファニングさんがとにかく可愛かった!
双子のアンドロイドなので一人二役で演じているのだが、明るい性格のティアと冷静なテッサとで雰囲気が全然違う。
ティアのときは表情豊かでキュートな女の子なのに、テッサのときは眉ひとつ動かず言葉にも感情が宿っていないTHEアンドロイド。
テッサの良心が垣間見えるシーンがなくもないのだが、その微妙な機微もしっかり演じられていて良い意味でビビった。
ディズニーが権利を持ってからキャラクター色の強くなったプレデターだが、古参ファンはまた冷酷無比なプレデターも見たいに違いない。
正直自分もその1人である。
これ以上プレデター像を弄られても受け入れるのに苦労しそうだが、ひとつの映画としては面白いしリスペクトは感じられるので、今はまだディズニー傘下のプレデターを見守っていきたい。
『バッドランド2』の構想はあるようで、今作のラストも続編に期待を持てるものだった。また新しいプレデターの世界を見るのが今から待ち遠しい。