私は、うつ病と強迫性障害の2つの精神疾患と共に生きている。


私は幼少期から虐待を受け、毒親に育てられた虐待サバイバー、アダルトチルドレンだ。

しかし、精神疾患を発病したのは、新卒2年目、23歳の頃だった。


今でも覚えている。2年目になり、今まで以上に仕事へのやる気が出ていた頃、朝急に起きられなくなったのだ。

目は覚めている、目覚まし時計がなる音も聞こえている。しかし、身体が全く動かなくなった。その日以降、毎朝その状態になり、私は仕事に行けず休職することとなったのだ。

仕事に行きたい気持ちはある。なのに、身体が全く言うことを聞かない。この状況に私は絶望した。どうして今なのかと。仕事にもようやく慣れ、難しい仕事も任せてもらえるようになりつつあった今、どうして身体は言うことが聞かないのかと。


絶望を抱えながら精神科に行った私の診断はうつ病だった。それに加え、日々の様子や行動を伝えると強迫性障害も発症していると言われた。

「どうして今なんですか?親元から離れた今、どうして発症したんですか?」私は疑問を主治医に尋ねた。

「名字さん、貴方は昔から過酷な状況下で生きてきたました。例えるなら、骨折しながらずっと走ってきたようなものです。でも、人間は骨折したままで走り続けることはできません。それが今の名字さんの今の状況です。骨折した状況にも関わらず、よく走り続けました。でも、それは今日でおしまいにしましょう。これからは、一緒にこの骨折を治していきましょう。」

私は主治医の言葉に涙が止まらなくなった。

そして、主治医の話を聞いてようやく自分が過酷な環境の中で生き続けてきたことを知った。