田舎であれば、ご近所さんとの距離も近いと思う人が多いのではないだろうか。私もその1人だ。  


特に、田舎ということもあり、かなりご近所さん同士の距離は近かった気がする。だからこそ、帰宅してる時にご近所の大人たちから声をかけられらことも多かった。

「最近学校どう?」、「学校楽しい?」 などの会話ならまだ良かった。

しかし、ご近所の大人たちがかけてるく声の多くは「最近何でお母さんとおばあちゃん、喧嘩したの?」、「お母さん何でおばあちゃんに怒られたの?」、「最近お母さんとお父さんとの夫婦仲どう?」、「お母さんとお父さん離婚しそうみたいな話出てる?」「貴方のところのおばあちゃんめっちゃ嫌いなんやけど、なんか弱みない?」など、他所の家のことを根掘り葉掘り聞いてきた。それとなく断ると、「乗り悪いなぁー」「それぐらい教えてくれてもええやんかぁ」「名字さんちの話面白いから茶菓子に丁度ええんよ〜教えてや〜」など、私が責められる。

それなのに、一度家族に会えば「会いたかった〜」、「元気だった〜?」と猫なで声で近づく近所の大人たち。

この変化が気持ち悪く、私はどうしても受け入れられなかった。そして、この出来事から大人は裏表があって、自分たちの娯楽である話題のためには子どもも使うんだと学んだ。


未だに大人を信用できない理由はこのことが関係しているのかもしれない。