素敵な話 | うつ病でも何とかなるさ

うつ病でも何とかなるさ

うつ病は寛解するけど完治はしない。ならば前向きに仲良く付き合っていこう!

今日のうつの度合は10段階中4で減薬を開始してから41日目となる。今日も軽いめまい、食欲不振、夕方に軽い頭痛があった。これが離脱症状の始まりか?もう少し様子を見ないと分からない。日本人で本田宗一郎さんを知らない人は恐らくいないだろう。本田技研工業(HONDA)の創業者だ。吾輩はなぜか一度も彼の本をちゃんと読んだことがない。いつか読もうと思い、読むチャンスを逃して今日まで来てしまった。以前テレビで本田さんのことを特集していた番組(いや違うかもしれない。たまたまクイズかなにかで取り上げられていたものかもしれない)を観ていて、涙がでてしまったことがあった。それは次のようなエピソードだった。本田さんは65歳で引退し販売店や工場で働く従業員一人ひとりにお礼が言いたいと、全国を行脚の旅に出る。それは700ヶ所あった。時には、一日に400kmを移動することがあったそうだ。すべての従業員一人ひとりと握手して、「ありがとう、ありがとう、いつもありがとう!」と言い続けた。中には2〜3人しか働いていないような、ものすごく田舎の販売店もあった。そしてその後、海外の事業部にも回った。本田さんがどうしてそこまでしたのか。それは本当に従業員の方に会って感謝の気持ちを伝えたかったからだ。ある日、田舎の販売店を回った時車の整備をしていた人が、「宗一郎さんが来た!」って聞いて、喜んで走ってきた。握手してもらいに。そして、握手をしてもらおうと思って自分の手を差し出した瞬間に、「アッ!」って言って、パッと自分の手を引っ込めた。なぜかと言うと、手が油まみれだったからだ。仕事中に急いで走ってきたから、「今、洗ってきます!」って、手を洗いに行こうとしたら、本田さんはその社員の背中に向かって、「その油まみれの手がいいんだ!」と言って、その整備士を引き止めて、握手したそうだ。両手で。そして嬉しそうにその手をながめて、目を細めて、手の油のにおいをかいだ。本田さんはこんなことも言っていたそうだ。「握手すると、みんな泣くんだ。そして、その涙を見て、自分も泣くんだ」と。本田さんの「ありがとう」は本当に心からみんなに感謝していた。このブログを書いていたらまた涙がでてしまった。