僕は長年病気で苦しみました。
具合が悪くなり病院に行っても
病歴、手術歴、服用している薬、腫瘍マーカー、
首にある大きなこぶのような腫瘍。
これらを見て『ヤバい』と判断するようで
医師は何も診察してくれません。
「うちでは何もできません」と家に帰されてしまいます。
沢山の病院に行き、沢山の医師に会いました。
最初からがんは治らないという先入観を持っている医師、
がん患者の生の声に耳を傾けることなく
どんな病気でもマニュアル通りに治療する医師、
治療の提案を拒否すると「もううちでは診ません」と
平気で言ってしまう医師、
「私は命に係わる患者は診たくない」と
診察に来た末期がん患者に言ってしまう医師、
質問をすると「素人は口を出すな」と怒ってしまう医師・・・。
挙げるとキリがありません。
このように書くと医者批判だ、と
誤解されてしまうかもしれませんが
そんなことはありません。
僕自身、素晴らしい医師に巡り合うことができ
手術は受けているからです。
私の闘病体験と、それらを通して沢山学んだこと
蓄積した知識と情報などをもとに
同じように病気で苦しんでいる人に
アドバイスできる、そんな存在になりたい。
そして
そういう人が集まる施設を作り上げたいと
思っています。
