水の備蓄は必ず必要です。
問題はどのようにどの程度を備蓄するかですね。
日本は水資源が豊かなので、普段余り「水」を意識しません。水道水が健康にとって危険だという話もあります(=ある程度は真実です。しかし、このブログの主題とは違いますので割愛(笑))が、「水道から出てきた水をそのまま飲める。」という事実だけでも、こと水に関して日本がどれだけ恵まれている国かが分かります。
「飲料水」に限定すれば、確かに多くのサバイバル情報などにあるように、大人1人当たり1日に必要な量は、「夏場で3リットル、夏以外のシーズンでは2リットル」というのは生理的には正しい数字でしょう。
しかし、先に書きましたように「日本は水に恵まれた国」です。残念ながら普段から「水を大切にしよう。」という感覚の人はほとんどいません。飲みかけのお茶が冷えていたら、捨てて新しく入れ直すのが普通の感覚でしょう。太郎丸自身も、口に入れる水は全て還元水ですが、朝、前の晩に飲みかけていた水は捨てて新しいものを飲んだりしています。
緊急時はこういった対応では困るのですが、習慣というのは簡単には抜けないものです。ですので、【家庭で飲料水を備蓄する】場合は、1人当たり1日4リットルと考えましょう。単純に「頭数×4リットル」です。赤ちゃんも幼児も含めてです。最低限3日分。より安心なラインは1週間分。つまり4人家族だと最低48リットル、1週間分なら112リットルです。
簡単に言いましたが、112リットルの水とは2リットルペットボトルで56(≒60)本。2リットルのペットボトルは通常6本入ですから10カートン(笑)になります。この量を備蓄する方法は、ペットボトル入りの水を購入することをお勧めします。それが一番簡単な方法です。5年以上備蓄できる水というのも売られていますが、最寄のスーパーやドラッグストアや酒類量販店などで、普通の水(通常賞味期限2年程度)を購入するのが良いでしょう。
で、年に1回(年末年始、誕生日、防災の日(笑)など覚えやすい日を決めて)入れ替えますが、一時に60本を入れ替えるのは大変ですから、上記で決めた日から1週間~10日程度で入れ替え、古いものは飲用に使用します。1年に一度入れ替えれば、常に古いものも飲めますからね。
実は太郎丸は、2.7リットルペットボトル20本を備蓄しています。私の家は3人家族ですからこれではやや量が足らないことになります。これは、風呂の水を1日18時間ははったままにしていること、田舎で河川も近く、風呂の水や河川や農業用水池の水を浄化できる浄水器を持っているのでこの量にしています。これは水道水(通常の飲料水は全て還元水を使っていますが、還元水は塩素も除去されているので塩素の入った水道水)を使っていて、毎週木曜日と日曜日に入れ替えています。
これは私のメインの仕事がFXのトレードで、ほぼ1日家に居る人なのでできるように思います。週2回、20本のペットボトルの入れ替え・・・は、ちょっとお勧めできません(笑)
なお、飲料水の備蓄は1ヵ所には置かないほうが良いでしょう。私は半量は台所のシンク横。半量は寝室の窓際の板間に置いています。これは家屋の倒壊や重量物に潰された時のためです。物置の奥などにまとめて置いておいて、物置ごと潰されたりしたらせっかくの備蓄が役にたちませんからね。