Clothes:unrecorded
パピィと私。
この記事を書いているのは、2021年の6月頃です。
なかなか、心の整理がつかなくて書くのが遅くなってしまいました。
2021年2月17日1:18くらいだと思います。
大好きなパピィが天国へ旅立ちました。
パピィへ。
私が小学校6年生のときの秋に我が家へ来てくれたね。
今もそうだけど、子供の頃の私は勉強や進路のことで常に悩んでいました。
辛かった時期に、いつもそばにいてくれてありがとう。
パピィはとっても元気で、食いしん坊だった。
最後の最後まで食い意地がすごくて、消化不良ですぐに嘔吐してしまうのに、たくさん食べては吐いてを繰り返していたね。
頑張って元気な姿を見せてくれてありがとう。
最後の最後は、食べられなくなってしまって、もう最期が近いな…と家族みんな分かってたよ。
もう頑張らなくてもいいよ。
よく頑張ったね。
パピィは若い頃は、ボール遊びが大好きでしたね。
何度もプープーボールで遊んだね。
私がゲームやテレビに夢中になってしまって、ボール遊びをしてやれなくて、ごめんね。
無視ばかりして、相手にしてあげなくてごめんね。
こんな飼い主でごめんね。
私が帰宅したら、シッポを全力で振って近寄って来てくれてありがとう。
嬉しすぎて、よくテーブルの周りを全速力で走ってくれたね。
無視もいっぱいしちゃったし、私が怒って叩いちゃったときもあってごめんね、痛かったよね。
怖かったよね、痛かったよね。
ごめんね。
最後のパピィは、弱っていったね。
とてもつらそうだった。
ごはんも食べられなくて、飲み物も飲めなくて、吐いて、寝てばかりだったね。
でも、私のお腹の上ではぐっすり気持ち良さそうに寝てくれてありがとう。
お父さんの横じゃなくて、私のお腹の上で天国へ逝くことを選んでくれてありがとう。
私がお金がないから、お金がないから…ってパピィのそばにいてあげられなくてごめんね。
今でもそうだけど、お金がなくて苦しかったんだ、それは許してね。
お金が全然なくて、パピィのそばにいてあげられなかったことは仕方がなかったんだ。
最後にいてあげられる時間はとても短かったけれど、16日の夜は2人で過ごすことができたね。
家族に迷惑ばかりかけているけれど、弟の誕生日を祝いたかったんだよね。
16日に死んじゃったら弟に申し訳ないからって、わざわざ日付けが替わった17日になってから天国に逝ったね。
そこまで家族に気を使わなくても良かったのに。
最後の夜はいっぱいお話ができたね。
とってもつらそうなのに、私の顔のほうを向いていたよね。
『アゥアゥ』
って喋っていたよね。
何を喋っていたの?
とってもつらそうだったから、パピィの目を閉じようとしたら、
『ガゥガゥ』
って怒られちゃったよ。
(閉じるな
)

って喋ってたね。
それが最後のパピィと交わした言葉だよ。
最後は苦しそうにした後に、静かに息を引き取ったね。
いつまでも悲しんでいたらダメだよね。
お勉強が辛いけど、パピィがいなくなったときよりは辛くないから頑張れる。
今はお金がなくて貧乏な生活をしているけれど、パピィがいてくれるなら貧乏でもいいやって思える。
実際にはパピィはいないんだけれども、貧乏なんてどうでもよくなる。
もしパピィが、私や我が家じゃなくて、他の家族のところだったら、もっと幸せに暮らすことができたかな。
そんなことを思うときもあるけれども、いつも近寄ってきてくれてありがとう。
こんなに懐いてくる犬じゃなかったら、辛い時期にそばに来るような犬じゃなかったら、こんなに辛い思いをしなくてすんだのに。
私から何もあげることができなかったけれども、パピィからはたくさんもらったよ。
ときに悲しんでしまうかもしれないけれど、いつまでも実家でダラダラと過ごしていてはいけないね。
前を向いて歩くよ。
勉強頑張るよ。
するともも!
朋子