1965年に、重要無形文化財に指定。
2005年に、ユネスコにおいて傑作宣言。
2009年に、無形文化遺産の代表一覧表に記載。
日本固有の演劇で、伝統芸能のひとつである。
伝統芸能というと・・・格式の高さとか、古臭さなどを感じる
ためか、若い世代には浸透しにくい。
ある程度の年齢になって初めて・・・鑑賞する機会が出てくる
ような・・・そんなイメージがある。
だが、
歌舞伎というのは「大衆芸能」であり、その歴史を辿ると・・・
遊女や男色といった風俗的な面が色濃く感じられる。
しかも、「かぶき」の名称の由来は・・・・
「傾き(かぶき)」だ。
派手な衣装や一風変わった異形を好んだり、常軌を逸脱した
行動に走ることを指した語で、特にそうした者達のことを・・・
「かぶき者」とも言ったらしい。
歌舞伎を鑑賞にこられた、現代の「かぶき者」、金髪先生。
迷彩柄のパンツにロックなブーツ、アンディ・ウォーホルのバナナ柄
のパーカー、赤いバッグ。
伝統である「かぶき者」スピリッツを、現代ファッションに表現。
駿河堂は・・・
例のロック着物で・・・。
(まだ仕立て前時の画像)
伝統の着物に、「かぶき者」スピリッツであるロックを表現。
国立劇場で、お着物姿の老齢の女性に、
「珍しいお着物ね。面白いわ。」
と、言っていただいて・・・・結構嬉しかった。
この度鑑賞した歌舞伎は、
「梅雨小袖昔八丈 -髪結新三ー」
(つゆこそでむかしはちじょう -かみゆいしんざー)
と、
歌舞伎舞踊、「三人形」(みつにんぎょう) 常磐津連中だ。
梅雨小袖・・・は、主人公・新三のいなせな風情と悪党ぶりが
生き生きと描かれる、黙阿弥作の世話物の代表作。(三幕六場)
歌舞伎には、大きく分けて「時代物」と「世話物」があり、時代物は
江戸より古の武家社会を描いたもの、世話物は町人社会、世相や
風俗を扱ったもの。
いわゆる、頭の回転が速く、粋な気風の・・・
ちょいワルイケメンの話だった。
ちょいワル・・・というか、結構な「悪党」という感じがしたが。
容姿端麗でワルっぽい男性、危険な香りのする男性というのは・・・
いつの時代も魅力的なのだろう。
歌舞伎舞踊(浄瑠璃)の「三人形」は、江戸歌舞伎とともに発展した
浄瑠璃の一種、常磐津節(ときわずぶし)。
若衆(わかしゅ)・傾城(けいせい)・奴(やっこ)が、吉原の廓(くるわ)
の風俗を華やかに面白く踊って表現する。
若衆・・・・男色の受け手をする少年。
傾城・・・・上級の遊女。(その美しさに夢中になって城を傾ける意)
奴・・・・・・武家奉公人を蔑(さげす)んだ言い方。
そもそも歌舞伎は、出雲阿国(いずものおくに)という女性が始めた
ものだということだが、遊女歌舞伎や若衆歌舞伎として広まっており、
非常に華やかでエロティックなもので、遊女や若衆を巡って・・・・
武士同士の喧嘩や刃傷沙汰が絶えなかったらしい・・・
何度か幕府が禁止しているほどだ。
美女と美少年に、武士道もメロメロ、クラクラ・・・ということか。
このように時代背景を調べながら歌舞伎を鑑賞すると・・・
江戸時代のおおらかな性(色)の解放と、それにともなう堂々たる
華やかさは、たぶん・・・
考えるよりもきらびやかだったのではないかと思う。
性に関して、地下に押し込めたような現代には、その華やかさの
かけらも感じられない。
今や・・・歌舞伎や浄瑠璃といった、「斬新な」伝統芸能において
しか、感じることはできないのだ・・・。
現代のかぶき者の方々、いつもの個性的なそのファッションで・・・
歌舞伎を観てみよう。
かぶき者じゃない方々も、会社や自宅に引きこもりがちな方々も
華やかに繰り広げられる色恋刃傷沙汰や、ヒーローものを
歌舞伎の舞台で観てみよう。
きめ細かな美しい所作、一途な情熱、しぶとい怨念、ジャパニーズ
ジョークともいえる「とんち」など・・・・実に華やかで豊かな文化の
日本に存在していること、もっと知ることでもっと楽しめることに
きっと気が付かれると思う。
まずは・・・
パックすることで、歌舞伎を感じてみるのもよいかもしれない。
赤い方は、ヒーロー。青い方は・・・怨霊。
その日の自分の気持ちに正直な方を・・・パックしてみては。
ネガティブな気分の時は、お肌もさえない。
嫌な気分と引き換えに、美肌成分をいただこう





