こんちは!
なかなかブログ更新出来なくて半ば記憶が飛びかけております。
アタマの記憶はなくなっても、脚の張りという記憶は、
バッチリ残っておりますが。
(笑)
今回の仙台ハーフは、部下の結婚式で知り合った県連の方からのご紹介でした。
結婚式が宇都宮マラソンの前日だったのです。
いえ、正確には
結婚式の翌日、宇都宮マラソンをエントリーしたのです。
宇都宮に来るほどハマってんだったら、
今度は仙台にもいらっしゃいよ。
新郎新婦そっちのけで、両家の主賓がマラソン談義。
知らん人が見たら、
さすが新郎の上司の方は営業だがや。
初対面の人とめちゃ仲良さそうに喋ってござるよ。
なーんて映ったかも知れません。
実はマラソンの話で盛り上がってました。
(笑)
そんな話があったので、エントリー開始と共にポチしたのです。
今回はエントリーの足が早くて、早々に定員になったそうです。
東京マラソン以降のエントリーしてたレースも
この仙台のためにキャンセルに次ぐキャンセル。
すべては仙台のために調整しました。
12月から悩まされた故障も4月には復調の兆しを見せ、
GWは距離を走りこむことを決めて、毎日「一人合宿」と銘打って走り込みをしてました。
毎朝20~30kmを走り込みました。
よし、コレならハーフ完走出来る!
そんな自信が出来た時に、ボロボロになってた
普段ばきのシューズを新調したのです。
もちろん赤です!
それがフォアフット系のシューズだったので、
それでガンガン走ってりゃ、結果は見えますよね。
おろした初日に脹脛痛めました。
(泣)
水曜朝は歩くのも大変な状態。
日曜には仙台だというのに。
木曜 症状変わらず。
ほぼ出場断念。
金曜 電車は取ってなかったものの、行かないならホテルはキャンセルをせねばならず、
遅くともここで最終決定することにしてました。
夕方、満を持して整体の先生に相談に行きました。
それほどひどく腫れてはいないし、
走れると思いますよ。
マジ???
随分こともなげに言い放つ先生の言葉に、
世の中が急に明るく見えてきました。
行くとなったら、善は急げ。
キャンセルを覚悟したホテルも予約を離さずに持ってたのは正解でした。
仙台支店の同期にも、
行くからメシでも食おうよ!
というメールをしました。
しかし、それだけではなかったのです。
最も大切で、困難な作業が残ってました。
毎回ご覧頂いてる読者の方はお分かりと思います。
入管手続き。
要は、嫁さんにもまだ行くことを言うてなかったのです。
さぁ、どうしたものか。
事態は夕食後に新たな局面を迎えました。
明日は、パパの予定はどうなの?
(いきなり来たっ!しかも直球!)
明日?あ~、仙台に行って来るよ。
せ、仙台?
う、うん。この前、結婚した○○君の奥さんの上司の方がね、
仙台の陸連のお偉いさんで、いらっしゃいよ。って言って頂いたの。
(大筋ではウソではない。)
あ、そう。
(え?それだけ?)
意外に簡素に入管審査も終わり、晴れて仙台に行けることに。
\(^o^)/
とりあえず、出発は翌土曜の午後としていたのでお利口さんに金曜は就寝。
翌朝、携帯に見慣れん番号からの着信。
はは~ん、仙台の同期からだ。
あまり早い時間からコールバックするのも迷惑かなと思い、
10時頃まで、じっとガマン。
ルルルルル~
ルルルルル~
カチャ。
お疲れ様です~。
××です~!
(え?××ってあんた誰?)
昨夜お電話頂いてたみたいなので、コールバックしました。
えっ?そうですか?
(そうですか、じゃないよ。)
あ~、間違い電話だったみたいですね、失礼しました~。
ガチャ。
なんだよ、同期からだと思ってたのに。
夕刻には仙台に着きたかったので、
とりあえず雨のザーザー降る中、家をあとにした。
仙台までは静岡駅から3時間。
早いもんだ。
うつらうつらしながら、新幹線に揺られ東京駅でお乗り換え。
乗ってしまうと後は早かった。
起きたら仙台だもん。
慌てた慌てた。
街は歓迎ムード一色。
駅の階段も、
いたるところに看板が
いやぁ、盛り上がってきました。
雨は仙台も降ってましたが、明日には上がることを信じて
まずは受付済ませてゼッケンもらいに市役所へ。
トボトボ。
いやぁ、杜の都。
雰囲気あります。
参加賞もらって、市役所に案内されて
ナンバーごとに部屋も別れてますので
指定されたところでゼッケンもらいます。
さすがに市役所ですからね。
変なところに入り込まないように、
辻々にはガードマンがいて、執務室に入らないようにしています。
順路を通って無事出口までたどり着きました。
イメージとしては、興福寺で阿修羅像見たときの感じですね。
立ち止まらないでください。
順々に前へお進みください。
そんな感じ。
夕方で殆ど人はおらんかったけどね。
(笑)
次は宿探し。
予約をしていたホテルは、なんと市役所行く時に前を通過してました。
荷物を預けて、晩メシ探しです。
まだ頼りの綱である同期からは連絡ありません。
何かあったのかな??
じっと待ってるわけにも行かず、ネットで牛タンの有名店を検索します。
出てきた店が、なんと仙台駅の三階に集結しています。
これは、仙台駅に戻らなきゃ。
フロントでもらった割引券片手に仙台駅を目指します。
100円引き。
100円引きのために雨の中、駅まで歩くのもどうかと思いましたが、
どうせなら人気のある店で食べたいじゃないですか。
この時には、まだ市内至る所に支店があることは知らなかったんですよね。
(笑)
牛タンの厚切り定食!
美味かったです。
明日パワー出るように、とろろも追加でオーダーしときました。
腹も膨れて、ホテルに帰ろうとした時、またしても携帯に着信。
同期からでした。
ゴメン!メール今気づいたよ!!
まあ、メールしたのも遅かったから無理はないのです。
いまメシ食い終わったトコなんだよ。
お前、どっかで見てて電話してんじゃないだろうね?
(笑)
同期というものはイイもんです。
翌朝の集合時間を軽く打ち合わせて、電話を切りました。
翌朝。
快晴です!
抜けるような青空。暑くなるんじゃないの?という不安がよぎります。
しかし、ここで大きな事件が起こります。
まさに驚天動地。
勝負靴下が左しかない!
右は?
あれ?
どこ?
まさか、忘れてきた??
あ~ん、片手落ちならぬ片足落ち。
石田純一みたいにナマで履くのも痛くなりそうだし…。
とりあえず、昨日履いてきた靴下を履いて会場で調達することにしました。
大抵、靴やら何やら売ってるしね。
あとは、赤のパワーネックレスも欲しいから、
ついでに買っちゃおう!
ケケケケケ。(笑)
地下鉄を降りて会場に向かいます。
まずは、案内所。
あのぅ、グッズ売ってるショップは、どちらになりますか?
お姉さんは、2人顔を見合わせて
今回のショップは、食べ物だけでグッズ販売はありません。
がびーーーーん!
アタマに電気が走ったね。
てことはだよ、この靴下は
昨日履いて、レースで履いて、おまけにおまけに
そのまま履いて帰るんだよ!
くさ。
そんな真珠湾攻撃のような事件が起きたことは、おくびにも出さずに
あらかじめ電話で指定されてたテントに向かいます。
同期はボランティアとしての仕事があるらしく、部下の営業マンが出迎えてくれました。
軽くアップして、召集時間まで待機場に指定されていたスタジアムで時間を過ごします。
ものすごい気迫。
どう見ても本ちゃん。(笑)
めちゃ真剣にアップしてます。
時間になり、トコロテンが押し出されるようにスタジアムを出ていきます。
やばっ。
早く行かないと!
乗り遅れないようにいそぎます。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
スタートはブロック別になっており、少し前には招待選手の川内君もいます。
昨年のさくらんぼハーフの時は、手を伸ばせば触れる距離でしたが、
さすがに今回は怪物くんでもないと無理です。
10:05号砲。
堤を切って水が流れるようにランナーが
杜の都に流れ出します。
その数、一万。
競技場の横を抜けて右へ左へ曲がりくねりながら走って行きます。
コースマップ見たけど、すごいこと曲がり角があるので
覚えるのやめました。覚えれんもん。
それに前の人の背中しか見とらんし。
(笑)
そう言えば、誰もコースを分かってないレースで
先頭取ったはイイけど、オレもコース分からなくて
500人の後続を道間違えさせた事件があったなぁ。
今となっては笑い話だけど、あの時みんな怒ってたよなぁ。
スタッフに詰め寄る人もいたもん。
なので、ある程度はコースを覚えておかないとね。(笑)
今回のレースは、白バイが先導してましたね。
同期のボランティアは、最後尾で遅いじいちゃんを
煽りながら追い立てる役目なんだって。
ウソですよ。(笑)
レースが始まる頃には、涼しい気温に様変わりした仙台市内は
走っていても快適な環境。
駅の東の競技場を発着に、まずは駅の西側へ。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
仙台城の坂を登りきった7km地点が、今回のレースの最高地。
厳しい登りが続きます。
苦しいけど、静岡でも裾野ハーフマラソンで
仲間たちも5kmの登りで戦ってると思うと自ずと力が入ります。
登りきったら、あとは下り。
スピード上げて行けます。
転がるように、とは行きませんでしたがある程度の
推進力をつけながら下って行きました。
大きな並木道が続く仙台はまさに杜の都。
各地の祭囃子が行き交うランナーを励まし、力付けます。
長距離走ると心折れそうになること多いけど、
沿道からの声援や太鼓やプラスバンドの響きは力が湧いてくるんだよね。
今回も多くの力をもらいました。
10kmのラップ 43'30。
5kmのラップが21分だったので、少しペースダウン。
単純に二倍は出来ないけど、あわよくば90分切れるかも。
\(^o^)/
あとは時間との戦い。
ここで給水を取る。
今日三回目のショックな事件はこの後すぐにやってきた。
前のランナーが、スポーツドリンクをこぼしやがった!
それもオレの右足に。
靴下の換えはないんやぞ!
お前、分かってんのか~っ!
そんなことになってるとは、誰も思わんやろなぁ。
(;´Д`A
ものすごい匂いになってるよ、きっと。
汗臭いのと、スポーツドリンクの甘い匂い。
甘酸っぱい青春の匂い?
何となく、ビショビショ感はあるよね。
ホンマ嫌やわ。。
だって、早くゴールしても履き替える靴下ないもん。(笑)
レース用の勝負シューズも濡れたし。
トマトジュースよりはマシかな。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
沿道の幼稚園児や、車椅子のばあちゃんからも応援をもらって進む進む。
何と言っても、嬉しいよね。
出場自体が危ぶまれたレースだったし。
走れてるだけでも嬉しいのに、来たかった仙台の地で走れるのも嬉しい。
生きてるだけで丸儲け。
そんな感じ。
レースはいよいよ終盤。
海外招待選手も1人追い抜かして、前へ前へ。
辛そうにされてたから、抜かしざまに応援しておこうと思って、
ファイト!!
言ってあげたの。
複雑な顔してたなぁ。
まさか、聞き間違えたのかなぁ。
こんな素人に励まされるとは思いも寄らない屈辱だったのだろうか。
まあいいや。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
レースは、19km。
あと2km。
遠くにスタジアムが見えてきた。
もうすぐゴールだ。
俄然元気が湧いて来た。
目の前に背の高い外人。
よし、成敗してやれ。
その瞬間、
沿道から、この外人のお友達が声援を送る。
何や喋ってるが、下手くそな英語で分からない。(笑)
恐らくはオレの耳が悪いのだと思われる。
しかし、外人俄然スピード上がってきた。
ったく~、余計なことしてくれるよね。
もうちょっとで抜かせたのに!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
こんな感じ。
競技場入る前にようやく成敗して、青いトラックを
踏みしめながらラストスパート。
気持ちいい。
あと50m!
徐々にスピード上げてる矢先、例の外人が猛スピードで抜かして行きやがった!
くそ~っ!
思わず、声がこぼれた。
追いかけたが時すでに遅し。
遅かりし、由良之助~。
まさに仮名手本忠臣蔵の世界。
無念。。
でもタイムは所期の宣言通り、100分は切っていた。
これは大きな前進。
この状態でのサブ100は嬉しい。
長距離は、北海道までないが、6月には5kmレースを転戦する。
心配されてた脚もさしたるトラブルもなく完走出来たことは何よりも嬉しい。
やっぱ、レースってイイな。
この高ぶる緊張感がイイんだよね。
大納言の挑戦はまだまだ続く。
ご声援、よろしくお願いします。
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