こんちは!
今日は金曜に言い渡された出張で、大阪にやって来ました。
予定より少し早く終わりましたので、ゆるゆるとこだまで静岡へ向かってます。
なんで、ひかりじゃないのかって?
出たとこで、1時間待つのが嫌だったんだもん。
のぞみに乗っても、結局このこだまに乗ることになるのです。
アタックちゃーんす!
ずーっと、こだまっていうのって、
何となくアタックチャンス失敗した感じたよね。
あまりに天気も良いので、皆さんを新大阪から、静岡まで旅案内します。
題して、日本の車窓から。
新大阪を出る時にはぜひお供に持って頂きたいビーフカツサンド。
贅沢に松阪牛を使用してございます。
お買い間違いのないように。
ポテサラが入っているヤツではありません。
あまりのうまさに目を奪われ、車窓のご案内をコロッと忘れておりました。
新幹線は、秀吉が光秀を破った山崎を通過し、京都を目指します。
お約束の東寺の写真。
西村京太郎サスペンスでは、必ずこの写真使いますね。
そう考えると、京都ってよく人殺しあるんですよね。
若林豪だとか、渡瀬恒彦、片平なぎさなんかが街を歩いてそうなそんな感じ。
カップルの聖地、鴨川を渡ると東山トンネル。
大石内蔵助が身を隠した山科は、この二つ目のトンネル辺りです。
ところで、この鴨川はいつの頃からか、カップルが腰をおろして語らう場所になりました。
夕暮れと共に、お隣との間隔が狭くなるの。
ある意味、エコロジーですよね。
滋賀県に入ると、一気に田んぼが増えね来ます。
もう代かき終ってるんだね。
早い田んぼには、水が入ってます。
近江富士の異名をもつ三上山。
新幹線は、米原、岐阜羽島を経て名古屋に到着です。
えらい早いやないか、その間の案内はどうなった!
すいません。寝てしまってました。
(笑)
[photo:05]
名古屋を出ますと、次は三河安城。
ここも大して客の降りない駅です。
いるの?そんな素朴な疑問が沸き起こります。
その疑問に明確なお答えを差し上げましょう。
いるのです!
えっ?
だって、通過待ちをしなきゃならんから。
駅としては大して機能していませんが、
待避所としては大層訳にたっております。
ほら、いま横を元気良く抜かして行きましたよ!
あんなスピードでオカマ掘られたら大変です。。
では、旅を続けます。
今頃の季節になりますと、新幹線の車内も静けさを取り戻しておりますが、
春休み、夏休みの頃は…
それはそれは、動物園のような賑わいです。
座席は満席ですし、オチオチ居眠りも出来ません。
すいません。
どこでも寝る自信だけはございます。
三河の農村風景を走り続けると、
秀吉が蜂須賀小六と出会ったとされる矢作川を越えて、
だんだん豊橋が近づいて参ります。
この辺りは三河湾に沿って走りますので、なかなかの景勝地でもあります。
特に竹島。
あの竹島では、ございません。
太平洋の方ですので、ご安心を。
これからの季節、ツツジが見頃を迎えます。
ぱっと見、まだ咲いてません。
(笑)
ラグーナ蒲郡を横目に新幹線は、ひたすら東へ進みます。
大きな風車が見えてきたら、まもなく豊橋です。
この辺りは電照菊の産地。
沿線のビニールハウスでは菊を作ってるのですよ。
電照菊の照の字を探してる間に、豊橋到着です。
ここでももれなく、後続列車を抜かさせます。
こだまは道を譲ってばかりです。
豊橋の次は浜松。
在来線でも30分の距離です。
意外に近いでしょ?
浜松と言えば、うなぎが有名ですが、鰻の調理法にも二通りあるの、ご存じでした?
要は関西風と関東風。
うどんのダシよりかは深い話です。
武士の国である関東では腹を切るのは切腹につながるので、
これを忌み嫌い、背開きなのです。
一方の関西はお構いなしに腹開き。
商人の国の関西では、腹を割って話すからとも言われております。
割き方だけの話ではなくて、開いたものをそのまま焼く関西風と
一度蒸して焼くのが関東風とされています。
この境目はどの辺りか?
ちょうど、いま走っている辺りだと言われています。
豊橋と浜松の間くらい。
いよいよスズキの大きな工場が見えてきました。
新幹線は、わが領土に突入です。
ここから長い長い静岡県横断の旅が始まるわけですが、
今日はその真ん中の静岡まで。
左手には競艇場、右手には浜名湖と太平洋の接合部。
浜名湖って汽水湖なんですね。
海と繋がってるんです。
[photo:07]
いつもここの鳥居を撮ろうとするのですが、うまく撮れませんでした。
これは神社の鳥居じゃないんですね。
観光オブジェなんだそうです。
広島の方の神社がメクジラ立てて怒ってきたので、
観光用であることを鳥居に明記してるというウワサです。
さてお待ちどうさま。浜松到着です。
これくらいは、ふつーのガイドブックにも載ってる名所ですが、
浜松を出て五分ほど東へ進みますと、田んぼに突如現れる恐竜!
右手ですよ!見つけれましたか?
次は掛川~というアナウンスが聞こえたら、もう通り過ぎてます。
また次回のお楽しみ。
結構右手の窓側席はオススメ。
穴場満載です。
静岡からまだ東へ行かれる方は、富士山が見えますので、ぜひ左手に乗ってもください。
掛川到着です。
例によって、のぞみさんの通過待ちをします。
2時間の長旅もまもなくおしまい。
次は、いよいよ静岡です。
あと14分のご辛抱。
だいぶ日も傾いて来ましたね。
冬のことを考えたら、日も長くなりました。
そうそう、もうひとつ右手窓側席はオススメのポイントがありました。
それは富士山。
長い東海道新幹線のルートの中で、唯一右手窓から
富士山が見えるポイントがあるんです。
もう少し待っててください。
JR東海からタイミングを知らせてもらいますから。
茶畑を両サイドに見ながら新幹線は、東へ進みます。
大井川渡って…
トンネルを三つ越えて、進路を北に取る瞬間があるのです。
ちょうど、まもなく静岡です。って車内放送が入る辺り。
右の窓から進行方向を見てください。
横じゃないよ、進行方向ね。
運がよければご覧いただけます。
夏場はあまり期待出来ません。
今日はどうかな…。
ダメでした。
曇ってましたね。
いよいよ長旅もおしまい。
静岡到着です。
またどこかでお会いしましょう。
今度はあなたの住む街にお邪魔するかも知れません。
またのご乗車お待ちしています。
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