定刻通りにタイ国際航空はスワンナプーム空港に到着。イミグレーションもスムーズに終了。外国人パスポートエリアは激混みだが、家族同伴ということでThai Passportエリアで入国手続きができる。しかし、いくら早く終わっても預け荷物で30分以上待たされては意味が無い。荷物はいつになったら出てくるんだ。二つのスーツケースで有に50キロぐらいあったから無理はないのであろう。重いケースから奥に投げ込まれるようだ。
さて、今回の送迎は妻の2歳上の兄のハムだ。ハムは運転ができないので正確に言うと息子のオームが運転手になる。家族ということだし、空港から実家の田舎のサケオー、そして、帰りの空港までの送迎をしていただけるということなので、奮発して同じ宿泊先のホテルを予約しておいた。
到着ロビーにてすぐに二人を発見。ハムは一年ぶりに再会したが、別人のように痩せていた。しかし、後方から見慣れぬ男性二人が同行しているのが気になる。しばらく歩いてから妻に正体を窺おうと気配を出してみるが、家族の話に夢中で取り付く島もない。嫌な予感がした。
一人は40代であろうか。二人とも兄ハムの仕事仲間であることはわかったが、腹の出っ張りを見ると?な感じ。実はハムの仕事の上司だった。ハムやオームの仕事は日本でいうと改装業者兼、大工といったところ。肉体労働だ。
もう一人は身長190センチはあるであろう年齢不詳な若者。推定20代。コールタールのような肌をしていた。彼の名は3日後に判明したが、名はオー。
素性がわかった所で挨拶も済んだし、さぁホテルへ行って休憩しましょう!もう日本時間2時ですよ!なんだか揉めている・・・。上司は帰るらしいが、もう一人の若者は田舎まで同行するらしい。有り得ないと思ったあなたは日本人。タイでは予期せぬ出来事が頻繁に起こる。問題は宿泊先のホテルは我々家族と大人二人分しか予約していないことだ。これについてはハムがホテルの駐車場で寝て、オームとオーがホテルに泊まるということでカタはついたが。
こういった状況には慣れていたはずだったが、久しぶりに体感すると戸惑ってしまう。まぁよくあることだ。
悪い予感は続くもので、ホテルまでの道程はオームもよく知らないらしく、結果だけ話すと、30分で着くはずが1時間半かかったということ。今はタイのガイドブックでも有名なカオマンガイ(鳥のだし汁炊き込みご飯と、蒸した鳥の料理)店、オーケーカオマンガイ店にいる。
疲労も困憊。日本時間4時を過ぎようとしていた。一年間吸わなかった煙草に火を付ける。帰国日までまた辞められるかどうか軽い不安が頭を過ぎった。







