http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141009-00000020-jij_afp-sctch
ヤフーニュースより転載


肉体的な死後も「意識」はあるか、研究
AFP=時事 10月9日 12時7分配信
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【AFP=時事】人間は肉体的な死を迎えた後も意識を持ち続けている可能性があるとした、重度の心不全に陥った入院患者2000人以上の調査に基づく異色の研究論文が、6日の欧州学術誌

   「Resuscitation(蘇生)」(電子版)に発表された。

臨死体験の科学的解明に前進、心停止後に「脳が活発化」 米研究

 英サウサンプトン大学(University of Southampton)などの研究チームが行った今回の研究の目的は、心臓や脳の活動が停止する臨床死から回復した人々が語る「臨死体験」などの現象を調査することだ。

 研究では、心停止患者2060人のうち、蘇生した330人の中の101人に対して、後に2段階に及ぶ詳細な聞き取り調査を行った。データは英国、オーストリア、米国にある15か所の病院の心停止患者2000人以上に関するものが用いられた。

 その結果、39%の患者が、心臓が再始動する前に意識があることを自覚していたが、その間に起きた出来事については明確な記憶がないと答えた。

 サウサンプトン大で今回の研究を率いたサム・パーニア(Sam Parnia)氏は「脳の損傷や鎮静剤が記憶の想起に及ぼす影響が原因で、当初は精神活動があったが、回復後にその記憶を失った人はさらに多くいることを、この結果は示唆している」と指摘する。

 恐怖、暴力などの感覚やデジャブ(既視感)を感じたり、親族、動物、植物などの映像が浮かんできたりしたと答えた患者は全体の46%に上った。


 一方、体から分離する感覚といった一般的によく知られている臨死体験を報告した患者は9%にとどまった。

 また2%の患者は、肉体的に「死んでいた」間に「見た」り「聞いた」りした出来事を明確に思い出せると答えた。

このように答えた患者のうちの1人は、研究者らが患者の臨死体験の継続時間を測るために3分間隔で鳴らしたブザー音を2回聞いていると話した

  「これは重要な意味を持つ。なぜなら、死に関連する体験についてはこれまで、心臓が停止する前か再始動に成功した後に発生する幻覚や錯覚であり、心臓が鼓動していない間に起きた『現実』の出来事に対応した体験ではないとみなされてきたからだ」とパーニア氏は説明する。

同氏は現在、米ニューヨーク州立大学(The State University of New York)に所属している。

「この患者のケースでは、心拍がなかった3分間に、意識と自覚があったと思われる」

「脳の機能は通常、心臓停止後20~30秒以内に停止し、心臓が再始動するまで再開しないとされている。このケースはそれに矛盾している。さらにこのケースでは、視覚的認識に関する詳細な記憶が、その場で確認された出来事と合致している」

 パーニア氏は、意識が臨床死の後も続くかどうかを調べるには、さらに研究を重ねる必要があると話している。【翻訳編集】 AFPBB News


(関連記事)

死後も意識はあり続ける 米医師が新著『死の消去』を発刊
2013.03.11

生と死の境界線が変わるかもしれない。
数々の臨死体験を通して死後の生命の研究をしているサム・パーニア医師がこのほど、『Erasing Death(死の消去)』という本を出版した。同氏は、ニューヨークのストーニー・ブルック大学医学部の医師で救急蘇生法の指導者。臨床死と判断された患者を蘇生させた例を紹介するなどし、「生と死の境界線を書き改める科学」として話題となっている。
 
本誌2006年10月号の記事「『幽体離脱』を科学する」では、死後の意識の存在を考察するパーニア医師の実験が紹介されている。そこでは、1年間の調査の結果、院内で65人の患者が心停止に陥って蘇生し、うち7人が臨死体験を記憶していた。
 
その後の研究でも、死後、蘇生した患者たちから、燦然と光るトンネルや、暖かく圧倒的な愛される感覚など共通した体験談が報告された。一般的に科学では、これらは脳への酸素不足による幻覚とされるが、パーニア医師は、心停止後も意識が残っている証拠だと信じている。つまり、「臨床死は絶対的なものではなく、まだ生還可能なのではないか」について研究してきた。
 
パーニア医師は、そこで遺体を冷やすという方法を紹介している。代謝を落として必要な酸素を少なくしながら、細胞内に増える毒素も抑えるというもので、実際、心停止した妊婦がお腹の赤ちゃんとともに蘇生した例がある。脳の損傷というリスクもあるが、パーニア医師は、タイタニック号から冷たい海に投げ出された人々も、現在なら、多くを救えただろうと言う。
 
肉体とそれに宿る魂という宗教的な真実から見ると、死後、肉体と魂をつなぐ霊子線(れいしせん)が切れない限りは魂が肉体に戻ってくる可能性がある。通常、霊子線が切れるのに24時間ぐらいかかり、切れると二度と魂が肉体に戻ることはない。埋葬後、蘇生したという例が昔からあり、19世紀のヨーロッパでもたびたび「埋葬を急ぐな」という議論があった。
パーニア医師の研究は、医学の側から死についての真実に迫るものだ。(純)


(関連書籍)

本当に心は脳の作用か?――立花隆の「臨死体験」と「死後の世界観」を探る
大川隆法著(幸福の科学出版刊)
{B338C4EA-61C4-45EE-B51A-0A6B72EAE73D:01}

公開 守護霊 霊言 団塊の世代、必読!
『臨死体験』の上梓から20年――。
現代日本に「死」の問題を投げかけたジャーナリスト立花隆の死生観、
そして唯物論の限界とは?

あの世を信じる人と、信じられない人――その違いはどこにあるのか?
●「霊の存在」を認識できない立花氏守護霊
●「霊言のメカニズム」を唯物論的に説明しようとする立花氏守護霊
●立花隆氏の死後の運命を推測する
●「心は脳の作用か」という問いに対する立花氏守護霊の結論 ほか

    まえがき

9月14日のNHKスペシャルで「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」が放送されていた。NHKが脳や心、死後の世界に関心を持つことは良いと思うが、いくら仮説を立てようとも結論は一つである。真理は複雑系の思索の中には存在せず、一番単純な結論を好む。
本書で紹介した立花隆氏の守護霊の意見は、唯物論の科学者や、朝日系ジャーナリストらとほぼ同じで何とかして心を脳の作用の一部と考えて、魂について思考停止の状態を維持したいというところである。
残念ながら現代の宗教学者や仏教学者にも、エポケー(判断中止)を前提に学問をやっている者が多い。紙の上の活字やデータ分析だけで学問を作り上げようとしているのである。戦後の学問の最大の失敗といってよい。ここを改善しないで「教育改革」などは虚しいと言わざるをえまい。

2014年 9月30日
幸福の科学グループ創始者兼総裁 大川隆法

    あとがき

昔の人の臨死体験には閻魔様がよく出てくるが、最近の人の臨死体験には、ほとんど出てこない。立花氏はこの事実を、心が脳の作用である(つまり学習効果によって生まれている)証拠の一つと考えているようだ。しかし、この世とあの世はパラレルに進化しているのだ。かつて赤鬼、青鬼として、血の池、針の山を鉄棒を持って追いかけていた霊存在は、今は手術台に患者を縛りつけてメスで患者を切り刻む外科医として登場する。今は閻魔様も、裁判官や検事、大学教授やジャーナリストの姿であらわれてくる。これこそ、人間が時代の流れに合わせるために転生輪廻する経験が継続している理由でもある。
知識のない迷信家だから、霊や魂を信じるのではない。ガラクタの知識で心の窓が曇っていないからこそ、神や仏、菩薩や天使、そして魂の存在が感じられるのだ。これを「悟性」という。「悟性」は脳の作用ではなく、魂の中核である「心」の「目覚め」である。人類は昔から賢かったのである。

2014年 9月30日
幸福の科学グループ創始者兼総裁 大川隆法


☆本当に心は脳の作用か?――立花隆の「臨死体験」と「死後の世界観」を探る 大川隆法著
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