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より転載
オーストラリア・シドニー近郊のストラスフィールド市議会が1日、中国系と韓国系の市民が嘆願していた「慰安婦像」の設置について、「州か連邦政府が立場を明確にすべき問題だ」として判断を回避し、先送りにした。
オーストラリアでは2月に韓国系と中国系の市民団体「反日本戦争犯罪連盟」が結成され、各地で慰安婦像の建立を目指して活動していた。ストラスフィールド副市長のサン・オク氏は韓国系で、この市民団体の結成式に出席するなど繋がりが深い。ストラスフィールド市の中国系住民は19.6%、韓国系が9%と高い割合を占めることから、最初の建立地となることを目指していた。
当日は、非公開で行われる審議の前に、慰安婦像建立を推進する韓国系・中国系の住民と、反対派の日系・オーストラリア系住民とが4人ずつスピーチを行った。
賛成派の韓国系住民は「日本軍はアジアの女性20万人を性奴隷にした」と、慰安婦像の設置が「暴力防止の象徴になる」と主張。中国系住民は、アメリカなど各国に慰安婦像があることを取り上げ、「中、韓、豪の慰安婦三姉妹の像を作り観光名所に」と主張。さらに、インドネシアのジャワ島で慰安婦をしていたという白人女性の娘も証言者の一人として日本の行為を批判した。
一方、反対派は、「像の建立がオーストラリアでの民族融和を壊す」と指摘。日系の大学生、岩崎光生さんは、日系の友人が中国人と韓国人の同級生から辛辣な扱いを受け、教員にも授業中に発言させてもらえなかった経験を紹介。「国連憲章でも人種差別は禁止している。日本人が人種差別の被害者になることを知りながら、慰安婦の像を立てるのか」と像の建立に反対した。
その後の審議で、市議会は「州政府と連邦政府の見解を待って考える」と判断の見送りを決めている。
岩崎さんは本誌インタビューに対し、次のように話した。
「私の生まれ育ったサウスフィールド州では、高校卒業まで日本や韓国、中国の歴史を学ぶ機会がほとんどなかったので、現地の方も中国や韓国の主張を鵜呑みにしてしまいがちだと思います。これからオーストラリアの皆さんに、慰安婦問題の真実を伝えていきたいです」
そもそも日本軍が慰安婦を強制連行した事実はなく、性奴隷にしたこともない。それなのにこの論争が止まらないのは、日本政府が慰安婦の強制連行を認めた河野談話がいまだに時の政府に継承され続けているからだ。今後も「反日本戦争犯罪連盟」は、州政府や連邦政府に像建立の働きかけを行うと見られている。オーストラリアの人々が正しい判断をするためにも、1日も早い河野談話の撤廃が望まれる。(晴)
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