以前もご紹介した生徒さんのお重です。
このように地の部分に色を施す場合には、絵柄の部分をマスキングする必要があります。
面倒に感じるかたが多いようですが、ぐっと作品がグレードアップします。
私は、この作業が結構好きですので、私なりのコツをお伝えしますね。
マスキングには色々な方法がありますが、絵柄の形が複雑な場合には、リキッドが一番よいと思います。
基本は、
水溶性マスキングリキッド×油性メディウム
油性マスキングリキッド×水溶性メディウム
油性マスキングリキッドは、においがキツイので、どうしてもダメな方は、別の方法でやっていただけます。
筆は二種類。
細かなところ用と大きなところ用。
ナイロンやコリンスキーなど、コシのあるものがむいています。私は細かなところ用には白猫毛を、大きなところ用にはナイロン平筆を使っています。
マスキングリキッドは、お水やソルベントで粘度を調整してください。粘度!重要です。
そして、その粘度調整をした液体で、使用後によく筆を洗ってくださいね。固まってしまいます。
細かなところは、塗るというより伏せるイメージで!
厚みと幅も必要です。
厚みが無いと剥がしづらいですし、幅がないと絵柄の中まで色が入ってしまいます。
パディングした色をくっきりと入れるには、シャープなマスキングがポイントです。
次は、パディングの際の絵の具の溶き方を書こうと思っています。
※土曜日にご予約の方の中で、ご移動できる方がいらっしゃると大変助かります。
ご予約済みの日程に追加のご予約も承ります。
2名様以上で開催となりますので、よろしくお願いいたします。