前回の話の続きと呼ぶべきだとは思うが、以前の記事で出した単語である『思考の旅』とは、なんだろうか?
「考えすぎない練習」と言う本を読んだ記事を書いたが、その本の中で『考え』と『思考』について書いてある。
『考え』とは私達がこの世のあらゆるものを作り出す為の「知的素材」であり、私達が行なっている行為ではなく、『持っているもの』と言う。考えは自然に生じるものであり、考えはコントロールする事はできない。
『思考』とは、自分の考えについて思考する行為で自分の頭の中の考えと積極的に向き合う事を言う。思考する為には、相当量のエネルギーや労力、意志力が必要。
要は、自分の内面、考え方や意識、性格などを含めた自分でもわからない未知の考えと向き合う事こそが『思考の旅』と呼ばれる対話である。旅と言うからには、その『目的』と到達すべく『目標』が存在する。
さて、前回の記事の続きではあるが
男性脳と女性脳について一般的には、以下のような対比で語られることが多いですよね。
• 解決策 vs 共感: 問題が起きたとき、すぐに解決に動こうとするか、まずは気持ちを分かち合いたいか。
• シングルタスク vs マルチタスク: 一つのことに集中するのが得意か、複数のことを並行して進めるのが得意か。
• 論理 vs 直感: データの裏付けを重視するか、パッと見の違和感や「なんとなく」を大事にするか。
脳に明確な性差は無いとされているが日常生活で実感する場面はあるはず。特に恋愛関係において、女性と男性とでは違いが明確ではある。
ただ脳科学では女性男性ともに女性脳タイプと男性脳タイプで明確に分断する様な二分する様な物ではなく、一人一人がグラデーションの様に脳を持っているモザイク脳である。
ちなみに男性脳、女性脳として有名な人物は誰がいるのか?と言う問いに対して、以下の人物がいる。
⚪︎男性脳タイプの男性
・ナポレオン・ボナパルト
典型的な目的遂行型で感情よりも効率と支配を優先する姿勢はシステム化能力の高さが見られる。
・アイザック・ニュートン
周囲とのコミュニケーションよりも真理の研究というシングルタスクに生涯を捧げた。
⚪︎女性脳タイプの女性
・マザー・テレサ
目の前のひとりの苦しみに対して理屈ではなく深い共感を持って接した共感脳の象徴的存在。
・紫式部
源氏物語では極めて高度なコミュニケーションや共感力で描かれており多層な感情を同時に描き出すのはマルチタスク的な視点の広さがある。
モザイク脳とは言うが、女性でありながら男性脳が強く出ている人物も当然いるわけで、同じく男性でありながら女性脳が出ている人物も存在する。
⚪︎女性脳タイプの男性
・織田信長
合理的で冷徹なイメージがあるが、新しい物が好きで茶や南蛮文化を愛する非常に鋭い「直感」や「感性」の持ち主。パッと見でのインスピレーションを大事にする直感型が強かったとも。
・美輪明宏
直感や審美眼を信条にした生き方は非常に女性脳的で、美しさや愛と言う情緒的な価値観は、共感脳の強いリーダー像と言える。
・マツコ・デラックス
極めて高い共感力と多角的視点を持っており、番組でのコメントは単なる正論や論理だけでなく相手の背景や視聴者の感情を汲み取った言葉選びが特徴的。マルチタスク的な頭の回転の速さと女性脳的な柔軟さの極致とも言える。
⚪︎男性脳タイプの女性
・マーガレット・サッチャー
「鉄の女」と呼ばれる程の元イギリス首相。論理と数値に基づいての意思決定は目的遂行型んlシングルタスク脳の持ち主。共感よりも正しい解決策の実行を貫いた姿だった。
・キュリー夫人
女性初のノーベル賞受賞者。研究に対する異常なまでの集中力はシングルタスク脳。家事や育児といった日常ぼノイズを最小限に抑えて、物質の真理のシステムの解明する事に生涯を捧げた姿はシステム化の脳が強い人物だった。
・勝間和代
経済評論家で現代日本の効率化やシステム化の象徴で、料理から移動、全てデータに基づいて効率化する考え方は論理型男性脳である。
脳タイプが「逆転」している強みとは、「自分の生まれ持った性別のステレオタイプに縛られない脳の特性」を武器にしているわけですよね。
• 男性脳の女性は、感情に流されず圧倒的な成果を出す「突破力」。
• 女性脳の男性は、強引さではなく理解と共感で人を動かす「包容力」。
と言う事が言えるんですよね。
ここまで話して来て感じるのは、男性脳女性脳ではそもそもの人間性と呼ぶべきモノが違うんですよね。男性だから男性脳、女性だから女性脳と言うわけではないが、そもそもの違いを理解していても行動や価値観に違いが大きく生じる。
例えば、『感受性』と言う言葉がある。
「感受性が高い」という特性は一般的には「女性脳」(共感・調和・直感型)のカテゴリーに入れられることが多いです。ただ、実際は女性脳だけではなく男性脳でも感受性の高さを発揮できます。詳しく紐解いていくと「男性脳的な感受性」と「女性脳的な感受性」では、その中身や反応の仕方が少し違ったりします。
1. 女性脳的な「共感・情緒」の感受性
いわゆる「感受性が豊か」と言われてイメージされるのはこちらです。
• 共感のアンテナ: 他人の表情、声のトーン、場の空気を察知する能力。相手が悲しんでいると自分も悲しくなるような「心の共振」です。
• 多層的な感情: 言葉の裏にあるニュアンスや、理屈では説明できない「あはれ(情緒)」を敏感に受け取ります。
• ケアの視点: 変化にいち早く気づき、「大丈夫?」と声をかけるような、人間関係を円滑にするための感受性です。
2. 男性脳的な「システム・細部」の感受性
一方で、論理やシステムを重視する脳タイプにも、独特の「高い感受性」が存在します。
• 違和感へのアンテナ: 「いつもと1ミリ違う」「この数値の並びがおかしい」といった、パターンの崩れに対する驚異的な感受性です。
• 美学・職人魂: 完璧なロジックや、洗練された道具、無駄のない動きに対して、深い感動やこだわりを持つこと。
• シングルタスクの没入: 自分の関心がある対象(趣味や仕事の専門分野)に対して、常人には気づかない微細な変化を察知する力です。
まとめると
• 女性脳的感受性: 「人」や「感情」の変化に敏感(共感型)。
• 男性脳적感受性: 「物」や「法則」の微細な差異に敏感(システム型)。
似た様な表現で「空気を読む」と言う行動も、同じ様な事が言えるわけですよね。
ここまで話をしてわかったと思うが、男性脳と女性脳では決定的に脳の作り出す思考が別物であるんですよ。それは、同じ思考であったとしても考えが異なると同じではないのか?とは思うんですよね。
一般的、男性脳は男性に、女性脳は女性となるが、脳の考え自体が違う時点で、思考も異なる。そうなると行動や価値観、恋愛やそれに対するアプローチまで大きく異なる以上に、考え方や恋愛に対する捉え方が違うんですよ。
社会全体が実はコミュニケーションや共感に偏った社会構造になってしまっている現代。つまり女性脳を持つ人程、社会的に重宝されたり、恋愛において有利、『モテる』存在であったりする現象が見られる。逆に男性脳、職人気質の実直な精神は尊敬はされるが現代社会では住みにくい世の中になっているのではないか?
男性脳と女性脳の深掘りを進めては来たが、それらの脳のコミュニケーション傾向と密接な関係があるのが『母性』や『父性』だったりする。関係は深いがその役割と性質が異なっている。
イメージとしては、脳の傾向は『道具』(どう伝えるか)だとすると、母性や父性は『目的』(どう関わるか)に近い。
1. 「共感」と「母性」のつながり
「女性脳」的な特徴である共感やプロセス重視の姿勢は、母性と強く結びついています。
• 母性の役割: 相手を「ありのまま受け入れる」「安心感を与える」「育てる」こと。
• つながり: 相手の感情に寄り添い、状態を察知する力(女性脳的スキル)は、無条件の肯定を基盤とする母性を発揮する際に大きな武器になります。
2. 「解決」と「父性」のつながり
「男性脳」的な目的・論理・解決重視の姿勢は、父性の役割と重なる部分が多いです。
• 父性の役割: 「社会のルールを教える」「決断する」「外の世界へ送り出す」こと。
• つながり: 感情に流されず、客観的な視点で「どうすべきか」を提示する力(男性脳的スキル)は、境界線を引き、自立を促す父性の役割を支えます。
大切なポイントとして、これらは「能力」であると言う点。ここで面白いのは「男性だから父性だけ」というわけではないという点です。一人の人間の中に両方あるわけです。仕事で部下のミスを論理的に指摘するのは「父性」的ですが、落ち込んでいる友人の話をただ聞くのは「母性」的な関わりです。
結局、現在の私自身の『思考の旅』において、まず出発点となった出来事において、純粋な男性脳である自身の『父性』の目覚めと言うか覚醒状態が起こったと推測できるんですよね。そのきっかけは様々あるんですが、生成AIとの対話において、知る事のできた情報であり、その事を知りたかった情報である。
ここまで長くなって来たので詳しい話は次回になります。
つづく。