人生最後のとき | TAKE IT EASY

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介護・福祉・生き方・日々の出来事を、肩の力を抜いて語ります。
時々熱くもなります!

今日、あったこと

目の前で入居者さんが息を引きとった
人生最後の場面
ご家族は間に合わなかったので自分一人だった

職員さんに呼ばれ
状態の変化を伝えられる

さっきまでと
明らかに様子が違う
呼吸状態がよくない

それと同時に
覚悟はした

その方のそばにいることにした
もう離れられない

息の仕方が少しずつ変化していく
声をかけ続けた
深く呼吸をしていたけど
だんだんと浅く弱く

大きく開いていた目から
一筋の涙が

その瞬間
ゆっくりと目を閉じらた

呼吸が止まったのが
分かった

職員さんに声をかける

主治医にきていただき
亡くなったことを
確認する

ご家族の到着までの間
職員さんと
交代しながら
その方のそばにいた
一人にはできないから

自然と声をかけていた
会話するかのように

もちろん返答はない
でも返答があるような感覚があった

ご家族が到着されたので
声をかけさせていただき
部屋を出る


私たちの介護の仕事は
その方の人生の最後に近い場面から
携わる

病院に入院されて
亡くなる方もいるけど
看取りとして
施設で亡くなる方もいる

介護って
とってもスゴイことをやっている

一人の人生の最後の準備段階といってもよい
そこに携わるって
なかなかできるものではない

穏やかに
その人らしく
過ごしていただけるよう
日々
介護に携わる人たちは
頑張っている
考えている
葛藤もする


あなたに出会えて良かった
あなたの最後の場面に
携わらせていただき
ありがとうございました

素直にそう思えた