子どもたちは触るのが大好き。
赤ちゃんの頃は、何でもかんでもなめて咥えて、口や唇で感触を確かめていましたが、幼児期になると、とにかく触感の敏感期がやってきます。
大人とはまた違う意味合いがそこにはあり、実体験を通して、それが指先から筋肉記憶として植え付けられ、腕や身体まで、大きなところへの成長へつながっていくのです。
触ることで、分かること。
それはまず、温度です。
冷たい!温かい!熱い!指先からは敏感に感じ取ります。
モンテッソーリでは温覚板という教具があります。
鉄で出来た板。
木で出来た板。
フェルトで出来た板。
発泡スチロールで出来た板。
フェルトで出来た板。
ガラスで出来た板。
それぞれが二枚ずつの対になって箱に入っています。
まずは一枚ずつを触り、名称の紹介です。
冷たい!子どもはすぐに反応します。冷たいね。ひんやりとしているね。これは鉄で出来ているのよ。
などなど、触りながら、感触を確かめます。
そして冷たい順に並べていきます。
温かい順でもOKです。
こちらの方が冷たい。。。こっちはあったかい

温かいものに触れた時、子どもたちはホッとしたように微笑みます。
この後、提示は進んでいくのですが、この教具と同じようなことは家庭でもたくさん応用出来るのです。
①コップ
・湯のみ(陶器)
・グラス(ガラス)
・プラスチックのコップ
・お椀(漆器)
・錫など金属製のコップ(アウトドア用のやビール用に作られたものがありますね)
・木製のコップ(おままごとセットのを使いました)
これらを一列に並べます。
一つだけ親が手に取り、これは、湯のみです。お茶を飲む時に使うのよね。知ってるよね。お母さんが温かいお茶を入れてそうっと飲んでいるね。などと話します。
そして子どもに持たせます。大人が大切に扱っているのを見ていれば、子どもも慎重に扱います。
わぁ。。。冷たい。。。持つところがないから優しく持たなくちゃね。。。など、子どもは感想を伝えてくれます。何も言わずにじっと持ち、湯のみを見つめている子もいます。
その感触をゆっくりと確かめ、元の位置へ戻します。
他のコップも同様に、一つずつ、ゆっくりと触り、確かめます。
それぞれの感触の違い、温もりの違いを感じて、子どもたちはドキドキしています。
冷たい順に並べてみたり、逆に温かい順にも並べてみたり。
指や手先からは温度や感触、圧力や重みを感じ、はたまたそれぞれの用途を知り、再確認していく。
それだけのことではあるのですが、ちょっとした提案がとても特別な時間になるものです。
②布
・タオル
・毛糸(帽子や手袋など)
・ゴム手袋やシリコンの鍋敷き
・ハンカチ(シルクのスカーフでも可)
・ジャージ生地
・ジャンパーなどシャカシャカした素材
・フリース
これらも同様に楽しめます。
布はモンテッソーリでは、布合わせという教具があり、それぞれが木綿、ウール、ナイロン、ネル、フェルトなどで作られていてそれぞれが同じサイズで対になって入っています。
温覚板も布合わせも対になっている理由は、確認、同じものを探して並べるためです。
家庭では対を用意するのは難しいと思うので、あくまで感触を知る、楽しむ、ということに目的を絞って挑戦してみることをオススメします。
③粉末状のもの。土など。
・地面を掘ったら出てくるこげ茶の土
・砂
・小麦粉もしくは片栗粉
・パン粉
・木屑(サラサラの粉状のもの)
・砂糖
これらを、お醤油皿の様な小皿かフィルムケース、おちょこ、など小さな容器へ大さじ一杯〜二杯ほど入れます。
一種類ずつ手の平へあけ、触ってみます。
触ったあとは必ずお皿へ戻します。
出来ればランチョンマットや作業シートを敷いての活動がオススメ

砂糖などはベタつくので、お手拭きのご用意を!
イタズラをされたら困るようなことでも、このようにちょっとした実験遊びのように提案してみると、子どもたちもそれぞれの材質や形状、感触、匂い、そして温度を感じ、心にムクムクと何かが芽生えます。
必ずママと一緒にやろうね、やりたいと思ったら、ママ、この前の布の実験したい!って言ってね。などと約束をしておきましょう。
やりたいことを見つけ、それを提案し、準備をし、取り組み、理解し、片付けをする。
そこまでが一連の流れです。
この流れはどの活動でも徹底しておくと、その後の人生でもとても役に立つ動きになります。
私自身好奇心旺盛で、何でも実験してみるタイプ!
子どもたちもそれぞれの活動から派生して、水の温度や空気の温度など、様々なことへ興味を広げていきます。
家庭にある身近なもので、ちょっとした実験遊び、いかがでしょうか

今回、参考にした温覚材はこんな教具です。
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画像をお借りしました

布合わせはこのような教具です。
こちらも画像をお借りしました



スミマセン!

