白悲しい歌が 聞こえぬように 静かに 君は 心を 閉じた 交わる事のない糸 何度も失敗する玉結び 纏まり等しない。 裁縫箱ごと 投捨てて ひんやり冷たい鉄格子 挟まれた月は 「愚か」と笑う 飛び散った白に 幾つもの線 伸びゆく腕の先に 君の背中が欲しい