今日は、また父の話です。
今年の9月で父は91歳になります。
父は短気で亭主関白
父と楽しく会話した記憶も無いです。
でも母より父との思い出の方が記憶に残ってます。
小学生の頃、家の近くの川にウナギを捕る仕掛けをしに一緒に付いて行って次の朝に見に行くと捕れてるの。
「つつんぼ」って言う竹の筒にウナギが入ってる。
家の外の流しで父が器用にウナギを捌くのを私はじっと見てた。
あと飼ってた鶏を父が捌くのも見ててお腹の中に2個卵が出てきて
私が「あ!卵がある〜」と言って喜んで、すき焼きにして食べる時、私は必ず、その卵を食べてた。
5人家族なのに後1個は誰が食べてたんだろう。姉かな?
父の職場で同僚が出張のお土産を配った時のお裾分けの小さいお饅頭1個か2個を食べずに持って帰ってくれて、私は「わ〜い!」って喜んで食べてた。
父は甘い物好きだから職場で自分が食べて帰る事も出来たのに。
近くの川に魚釣りにも付いて行った。
特に釣りに興味無かったけど。
連れても何の魚か分からない。
「これは何〜?」「ハエ」(ハヤ?)
「食べれる〜?」「美味しくは無い」「これは何〜?」「もつご」
鮎も釣れた。父が。
チチブ(ハゼ)も居たかな?
父は一切料理はしないけどウナギの捌き方が上手だから、ずっと眺めてた。
父は脳梗塞で言語障害だし私は話しかけても聞き取れないから今は、あまり話しかけないけど父が認知症になる前に父との思い出、楽しかった事を感謝の気持ちで、この思い出を父に語りました。
父はウルウルして涙ぐんでました。
照れくさいので私は「ありがとう」は言わなかった。
今、ありがとうを言ったらお別れみたいだし、だから、あの時、嬉しかった。と言った。
父も年だし、いつ旅立つか分からないから感謝の気持ちを伝えました。
私が人生で一番楽しかったのは小学生の頃です。
父は、人生の中で楽しかった思い出は何だったのか聞きたかったけど喋れないから聞けませんでした。😅
まだまだ家族の話は記事にする予定です。