( -1- からのつづきです)
(ケース1)勉強が嫌いな、YOUSUKEの場合
高額な授業料を払いながら医進系予備校で何浪もし、ギリギリで何とか受かった私立の医学部。
「やっと入れたわ~。」
と、ただならぬ開放感にひたり、さらにひたり続けた挙げ句、気づくと進級できず留年。
同じことの無きようにと、親の勧めで次年度からは大学に通いつつ、「留年対策予備校」へ。
「卒業見込み」は認められたものの、国家資格は不合格。
「また、やらかしちゃった~。」
と、次に進むのは、「医師国家試験予備校」。
って、人生で、どんだけ予備校、通っとんじゃーい!!
しかも、医師国家試験予備校の授業料も…。
どうなっとんじゃ~~~い!!!!
(ケース2)大学受験合格時に、力尽きてしまった大病院の息子、SYOGOの場合
国家試験合格のための予備校に通う話もありましたが、勉強をすることに疲れ果ててしまった祥吾君は、「医学」という学問から離れるという選択をしました。
でも大丈夫v。
彼にはパパの大病院の「理事長」職が待っています。
最初はちょっと恥ずかしい思いをするかもしれません。
「裸の王様」として、陰ではきっと何かしらささやかれると思います。
いえ、絶対ささやかれます。
しかし、確固たる地位は確保されるのです。
何といっても、理事長は経営者であり、優秀な国公立大出身の医師たちはその従業員となるわけで、組織のヒエラルキーのトップであることには間違いありません。
もし、祥吾君が気に入らない職員が現れたら、
「ちょっと、あの外科部長、どうにかならないかなぁ。」
と、パパに相談し、その優秀な外科部長をどうにかしてしまうこともあるのではないでしょうか。
あっ、「必殺仕事人」に成敗される悪い顔をした金貸しの親子を思い出しちゃいました。
(-3-へつづきます)