う~む・・・ネットで色々調べて、どんでん返しの凄い小説として評価の高かった向日葵の咲かない夏を読みました。これはかなり評価の分かれる作品だろうな。賛否両論だろう。俺も読み終えてネットで色々感想を調べたけど、やっぱし両極端だった。残念ながら俺の評価は否です。

ちなみに作者の道尾秀介さんは月9ドラマ「月の恋人」の原作者でもあります。若いのに凄い!って思っていたのですが・・・。
ではレビューに入ります!
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)/道尾 秀介
¥660
Amazon.co.jp

内容(「BOOK」データベースより)

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの 間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らす ため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。


まあ内容で思いっきり書かれてるけど、生まれ変わったS君と妹を相棒に事件の真相に迫るってお話です。なんだろ?これは評価が高いって前評判だったので期待してました。でも生まれ変わりとか普通に出てくるとね。思いっきりファンタジーになってしまって、リアリティってのが一つもなくなってしまう。そういうのを求めない人にはいいんだろうけどさ。リアリティと言えば妹が3歳なのにやたら言葉遣いが大人びてる。もちろん主人公のミチオも9歳って設定なのにここまでするか?って思うほど行動的で理知的で。まあそれもファンタジーって事なんだろう。ネタバレになりそうなので、登場人物の細かい話はしませんけどね。まあ妹の件も読んでく内に納得は出来たけどさぁ。

それにしても作者はどんでん返しのことばかり考えてるんだろうな~って思った。確かに後半かなり衝撃を受けたよ。それは事実。ただ、そうなると色々問題もあるわけだ。細かい話だけどね。だって岩村先生が可哀想過ぎる。なんで先生を追ったのかって理由が最後語られてなかったし、それだけで作者の都合のいいように物語が進んでいるな~って。最初の方で書いた話を忘れてるのか?とさえ思った。普通こういうどんでん返し系だと読み返して「あ~あれは複線だったんだ」って思うこともあるわけだ。これもそういう場面はあったし、それに関してはスッキリする。でも引っかかってるものがあるのも事実でね。それが先生の件。それがもったいなかったな。なんか登場人物が作者の手を離れてない、作者の思うようにしか動いていないって思った。

と言うことで評価は☆★★★★(1.5)です。読後かなり後味は悪いね。最悪です。でもそういう作品の方が印象に残るのは事実。ただなぁ・・・。まあ図書館で借りればいいと思うよ。これ、他の人がどんな評価をするのかとても興味はあります!

ってなわけでインシテミルが余りにも良すぎたのでこんな評価になってしまったのかも。あっちはリアル系、こっちはファンタジー系だからね。あまり言いたくはないがこの作者の本、ちょっと読むのもためらいそうだな~って思いました・・・。あうっ!