ドクターヘリのメリット。
①患者さんを早く病院に連れてくることができる。
私がいた病院でも、山と海にかこまれた地形のために救急車で1時間なんてザラ。
距離でいえば近いのに。どうしても陸路だと時間がかかる。
そんな場所でもヘリならあっという間!!
②早く医療行為を開始できる。
なんのために医者と看護婦が乗っているのか。
1分1秒を争う病態で、病院に連れてきてから治療開始じゃ間に合わないこともある。
気管支挿管、除細動、トロッカー挿入、輸液、薬剤投与、止血・・・
その場で可能な限りの治療をして、ヘリで輸送する。
その間にも移送先の病院と連携し、病院到着と同時に専門医の治療を開始できるように算段する。
こっちのほうが重要かもしれない。
日本より国土の狭いドイツでは70機が活躍中だけど、日本はまだ約20機。
離着陸できる場所が少ないとか、導入にお金がかかるとかがネックのようですが、今後どんどん導入していく予定のようです。
(ドクターヘリを増やせば地方病院の再生しなくてもいいじゃん♪・・・なんていう楽観的短絡的思考がエライひとたちに広まって、急に導入促進されたという話もある。それとこれとは別!)
ヘリ増やせばいいってもんじゃない、ヘリに乗るパイロットもフライトナースもかなりのスキルを要求されるし(ドクターはそのへん適当なんだが)勤務内容だってそれなりハードなんです。