犬がいなくても泊まれます、サーフサイドの佐藤です。
今日は、午後から 動物取扱責任者 の研修を受けに、沖縄県動物愛護管理センターに行く予定です。
サーフサイドは旅館業ですが、宿泊のワンちゃんを対象に一時預かりをやっているので、旅館業の登録の他に、動物取扱業の登録も必要で、毎年1回の動物取扱責任者研修が義務付けられています。
今回で9回目の研修になります。
そして、毎回思うことがあります。
業者であるサービスの提供側が研修を受けるのは当然ことですが、サービスを受ける側である一般の飼い主さんやこれからペットを飼おうとしている人にも、こういった研修を受ける機会を作り、ペットを取り巻く現状を理解してもらえたらいいのにと思います。
日本は、ペット後進国という自覚がないまま、ペットブームが来てしまい、不幸なペットが後を絶ちません。
ペット後進国の代表的な例として、ペットショップのペットの店頭販売、ガラスケースに入れて展示しているあれです。
僕は、あれには違和感しか感じません。
ペットはモノではありません、プライスカードに犬種と性別、生年月日を書いているだけ、スペックだけ記載して、まるでモノです。
そんなペットショップ業界から逸脱して、真っ向うから挑戦するペットショップを紹介したネット記事を先日読みました。
非常に興味深い内容だったので、その一部抜粋しようと思います。
岡山県にあるペットショップ「シュシュ(ChouChou)」が、 “ペットを売らないペットショップ” として話題になっています。
彼らが2015年春よりスタートさせたのは、里親探し事業。
岡山店と倉敷店の2店舗に「保護犬譲渡ブース」を設けることで、多くの犬たちを救おうと尽力。
一方でNPO法人「犬猫愛護会わんぱーく」ともタッグを組み、保護された犬たちの飼い主を探す活動もしています。
【ツイッターの声】
「岡山にも良心のある人がいた。応援したい」
「素晴らしい取り組み。全国に広がって欲しい」
「寄付とかできひんのかな」
「大賛成。生体販売はやめてほしい」
「一気には無理だと思うけど売る子と里親探しの子半々で置くとか少しずつでも日本のペットショップが変わっていくといいなぁ」
「うちの歴代家族はみなペットショップでダメになった子や捨てられた子ばかり、それでも愛おしい」
「岡山県のペットショップの大きな第一歩にとても感動した」
【事業への共感から売上が伸びている】
……ただひとつ気がかりなのは、「無償で行っている」という点。このスタイルで果たして、長く続けられるものなのでしょうか。
しかしウェブサイト「産経フォト」によれば「飼育コストは店の負担になるが、事業への共感から店頭やオンラインでの関連商品の売り上げが伸びている」とのこと。
また従業員が今まで以上に自分の仕事にやりがいを感じるなど、多くのメリットを生んでいるのだそうです。
お店の理念に共感した人が応援することで、事業が順調に伸びているとのことです。
これには、ツイッターの拡散力をはじめ、SNSの力が相当影響していると思います。
人々に共感されないビジネスは、今後衰退していくでしょう。
さて、ペットの店頭販売は、今後どうなるか…?
そんなわけで、僕は、ペットと旅行することで得られる体験を伝えることで、一人でも多くの飼い主さんとワンちゃんが幸せになるお手伝いができればと思っています。
ゆるく楽しくいきましょう