ドラゴンドラですっかりレジャー気分だったが、
気持ちを切り替え、グリーンへ。
今日の1発目は、Jack White。
ジャックはなんでも男と女で構成した2組のバックバンドを連れて
その日のフィーリングで、どちらと演るか決めるらしい。
で、今回はどっちかというと
全員水色の衣装をまとった女性が登場。
なんだかクラシックでもやりそうな感じなんだけど、
ドラムの力強いビートが目を覚まさせる。
ドラマーがすごくかっこよかった。
ジャックももちろん水色のスーツで登場。
ソロの曲はあまりやらず、ラカンターズ、デッド・ウェザー
そしてもちろん、ホワイト・ストライプスの曲をまんべんなく入れた構成。
しかもホテル・ヨーバやセブン・ネイション・アーミーといった
鉄板ナンバーで盛り上げる。
バンドの演奏も全く線の細さを感じさせず、
タイトかつワイルドな音を聞かせていた。
ジャックと言えば、これがまた見事なまでの「帝王」ぶり。
Love Interruptionは女性ヴォーカリストにギリギリまで寄って歌い上げる。
その後も、ほかのプレイヤーのところへ寄っていっては
ギターと一緒に絡みを見せる。
しかもメンバー、みんなべっぴんさん。
なんか途中から若干恥ずかしくなってしまった。
ステージを去るときも両脇に女性をはべらせ・・・いやいや並べ、わずかな笑みを見せる。
やるなぁ・・・ジャック。
まさか、こんなのをやりたいからストライプスを・・・なわけないね。
ちなみにラストのセブン・ネイション・アーミーの盛り上がりはすごかったです。
終わった後もお客さんかなり歌っていました。
いや、やっぱり求めてしまうのはわかります。
自分の中で、2004年に見たストライプスのライブを超えることは
たぶんないような気がする。
でも,バランスの良いセットリストは,
そういう聞き手の率直な欲求をちゃんと理解した上なんだろう。