取り残された者たち | Surf’s-Up

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音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

昔は「待つ」ことが嫌いだった。


でも、今ではすっかり変わった。


いつまでも待ち続ける人になってしまった。


帰りでも、電話でも、メールでも。




いろんな事・いろんな人に「取り残されてしまう」人間にとっては


ひたすら待つ事が、救いの道であるような気がするんだ。




それは田舎の駅に止まる、一日一本の列車のようなもので。


タイミングを逃さぬよう、静かに待っているしかない。




波や流れに乗れない、誰にも望まれない


そんな風に生きてることに自分は大分慣れてしまった。


慣れてしまえばそう悪いものではない。




そんなことを考える夜は


たいていCloud Nothingsを聴いている。


最近は1stやシングル・コレクション集Turning Onをよく聴く。




それは彼らの曲の中にいる主人公が


みんな「はみだして」いるから。




もう、見事に一人で、好きな人にも上手くはぐらかされて


世の中の流れを傍観しているだけ。




もうリアルすぎる。