素晴らしいアルバムはたくさんあります。
昨年聴いたものでは、これがそうですね。
Suck It And Seeで爆発したメランコリアはここですでに片鱗を見せているわけですが
そこに特化すると、こちらの方が素晴らしいような気がします。
聴いていると、
波のように次から次へと押し寄せる、最後通告のような現実だとか、
欲しくてたまらないけど、手に入れられない幸せだとか、
言いたいことを、本当に聴きたいことを口に出せない瞬間、
今を確かめることが怖くて、メールの送信ボタンを押せない気持ち
人生のそこかしこに転がっている、胸を締め付けるような痛みを感じさせる。
僕の人生とリンクしているような、勝手な錯覚をしています。
メロディーのタッチからサウンド、アレックスのヴォーカルまで本当に見事。
未だによく聴きます。
6曲というサイズもちょうどいい。