あまりにも・・・ | Surf’s-Up

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音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

Girlsのニューアルバム、昨日の夜聴きました。


何回も聴こうと思ったけど、一度しか聴けませんでした。



一度が限界でした。



「たとえ誰から愛されなくても、ただ自分が愛するものを見つけるだけでいい。


それで愛が手に入る。


多くの人が愛を待っていたり、いつの日か愛が見つかるだろうと思っているけど


愛とは自分で作るって事なんだ」



「愛するものを見つけて、その人に言うなり見せるなりして、


そしたら愛を返してくれるかもしれなくて、そうなったら最高だけど、


もし返ってこなくても、誰かを愛するのは


自分が愛されるのと同じくらい素晴らしいことなんだ。」


(rocki'n on 10月号より)



これはクリストファーの言葉。


こんなに達観した境地にいるのに


どうして、このアルバムの曲達は狂おしいほどに愛を求めているのだろう。


例えばVomitでは


「なぜならこの世には、僕が自分で生み出せるものと


君がくれるものがあるから


そして片方抜きで一方が手に入っても


それだけじゃ十分じゃない。


僕には君の愛が必要なんだ」


って言ってる。



このアルバムを完成させたことでたどり着いた、一つの着地点なのかもしれない。



ただ、自分には重い響きを持ったアルバムである。


個人的なことを言えば、自分はやはり誰かから愛を欲しいと思う。


率直に言うと、もうしばらく誰からも愛されてはいないだろうと思う。


日本人はそんなに「愛してる」なんて言わないだろうけど、


「好き」なんて言う言葉も、恥ずかしいけど


言われることがなくなってしまった今、その言葉の大きさに気づく。



クリストファーのようになれるとは、ちっとも思わない。


やっぱり誰かに愛されたい。

でも、このアルバムにはめちゃめちゃ心を揺すぶられる。