ついに出ました、MUSEのニューアルバム。
今回はクラシックを大胆に取り入れ、なんて言われていたが
思ったほど、コテコテにクラシックではなかった。
ここにあるのは、これまでのミューズであり
新しいミューズでもある。
過剰なまでのドラマツルギー
ブラックホールのごとく全てを飲み込んでしまう吸引力
それを爆発的なエネルギーに変えてしまう変換力
それに今回は、退廃的な美の要素が加わったようなところがある。
つまりは「やりすぎ」のようでいて、どこかで「醒めた」視線も持ち合わせるようになった。
一度作り上げてしまった自分たちを自らぶちこわし、新たに再生を図る。
そんな気の遠くなるようなことを、彼らは毎度やり遂げているのだということが
このアルバムを聴くとよくわかる。
やっぱ、すげぇや。
一方こちらは12年ぶりの新作。
まだ聴いていないけど、こちらは相変わらずの音なんだろうな。
それはそれで、素晴らしくロックなんだけど。
テニスコーツとの共作です。