消えてゆく文化 | Surf’s-Up

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音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

日本を代表するカルチャー雑誌『STUDIO VOICE』が8月発売号で休刊


一人暮らししていた頃は、良く読んでいた雑誌です。今も気になる特集の時は買っていました。

本当に雑誌の売れない時代になったんですね。

雑誌、大好きなんだけどな。


かくいう自分もそんなに買わなくなりました。

やっぱりネットのせいなのでしょうか?


廃刊に初めて衝撃を受けたのは「FMステーション」という雑誌。

廃刊になった頃はもう買っていなかったんだけど、小中高と買い続けていた雑誌だった。


高校生の頃はロッキン・オン少年となったが,それまでは音楽情報は専らこの雑誌だった。

FM番組表はもちろん、カセットテープに入れるインデックスやカードなど付録も充実していた。

写真のサイズはカセットテープと同じで、切り取ればそのままケースに入れられるようになっていた。

FM番組をテープに録音することが楽しみだった少年にとっては、もう全てのような雑誌だった。


だから、廃刊と聞いたときは、何とも寂しい気持ちになった。

というか、廃刊になってしばらくたってから知ったのだ。


こうやって文化が移り変わっていくと、そこに付随している文化も変わっていく。

変わらないことがいいとは思わないが、変わってほしくないものもある。


変わらないものにしがみつく人間にはなりたくないが、

ころころと生き方を変える人間にもなりたくないものだ