職場では今や中堅くらいの年代になってきまして
そうなると若い人たちから結構仕事に対する不満なんかを
聞くことがあります。
内容は実に多岐にわたっているんだけど
多いのは他の職員に対する愚痴。
特に年配の先生に対する。
仕事を押しつける、古い考えを強要する
ずるい、言ってることがわからない・・・
彼らが言っていることは、実に正論
そこに異論を挟もうとは思わない。
実際、何にもしないでさっさと帰る人もいるし。
晩ご飯食べる暇もなく、少年団の指導などにあたっている人と
比べてしまうと、若い人はやっぱり気の毒だ。
そういうのは、なるべく聞いて受け止めるようにしている。
ただ、なんというか、愚痴をこぼすことは悪いことではないけど
終始こぼしていると、結局は自分も同じレベルになるよ、
と言いたくなる。
だってそれは、相手のことを考えない立ち振る舞いという意味では
同じなのだから。
自分を正当化する態度も程度をすぎると
単なる不遜にしか見えない。
そして、程度の低いことでダメージを受ける自分も
「その程度」の人間ということになってしまうから。
理不尽だと思うことは、世の中にいくらでもある。
しかし、そこでがんじがらめになるよりは
何もなかったように
口笛吹きながら歩いている人はすごく素敵だと思う。
どんな不満も怒りも、それを何事もないように
いいパワーに変えていけることが大事なんだろうと思う。
そして、そういう人は周りも幸せにしてくれる。
そんな気がするのだ。
僕らは自由を 僕らは青春を
気持ちの良い汗を けして枯れない涙を
幅広い心を くだらないアイディアを
軽く笑えるユーモアを うまくやり抜く賢さを
「イージュー★ライダー」奥田民生